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    トラボックス 会員同士の新評価システムを導入

    2015年6月8日

     
     
     

     トラボックス(吉岡泰一郎社長=写真右、東京都足立区)は5月1日から、求荷・求車サービス「単発便でGO!」に、会員同士の新評価システムを導入した。
     「単発便でGO!」には、毎月平均で6万5000件以上の荷物情報が寄せられている。昨年12月に「運賃全額保証サービス」を導入したことで、全案件についての成約情報が把握できるようになったという。吉岡社長は、「成約率4割をめざしたい」とし、「より質の高い取引」を新システム導入の目的だと説明する。
     新評価システムは、成約した個々の取引ごとに評価できる仕組み。成約した荷物情報について、荷主は実運送会社を、実運送会社は荷主を5段階評価と自由記述のコメントで評価することができる。


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     森下史人執行役員(同左)は、「グルメや旅行、ネットオークションでも、いまや評価は普通に行われている。良い評価が増えれば信頼を勝ち取ることができ、相手も安心して取引ができる。また、評価制度の情報がオープンになることで、質の高い仕事を心がけるようになってもらえるはず。たとえば、支払い遅延なども起こりにくくなっていくだろう。会員内の物流ネットワークの品質の向上も期待できる」と話す。
     これまでも、企業単位で会員同士が相互に評価できる制度は存在していた。しかし、書き手の実名が表示されること。また、企業単位の評価がハードルとなり、なかなか件数が増えなかったという。
     今回、成約案件ごとの評価としたことで、書き込み件数の大幅な増加を期待しているという。書き手の情報は取引相手には伝わるが、オープンにはならないため、正直な評価を書き込むことができる。
     評価を行うページには、常時目にしている案件情報のページからすぐに飛ぶことが可能だ。「手軽に書き込んでいただけるよう、評価しやすい手順を作った」。案件ごとの評価は、企業の評価として蓄積。「とても良い・良い」「どちらでもない」「とても悪い・悪い」それぞれの評価が、期間中にどれだけあったかを可視化する。同システムの導入で、「『目立たないけれど、品質の良い運送事業者』といった存在に注目が行くようになる」と同氏。「評価を見た荷主から、指名が入るようになるかもしれない」。
     サービス開始から16年目を迎えた同社。より良いサービスをめざし、これまでもサービスの多様なバージョンアップを繰り返してきた。同社長は、「全ては継続、積み重ね。今回の評価システムもぜひお使いいただき、生の声をたくさん聞かせて欲しい」と話す。
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    ◎関連リンク→ トラボックス株式会社

     
     
     
     
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