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    ユニオンツール 運転中の眠気を検知「DSD」

    2015年8月24日

     
     
     

     ユニオンツール(東京都品川区)はこのほど、眠気通知器「DSD(Driver’s Sleep Detector)」を発売した。国交省が助成する「過労運転防止に資する機器」の認定も受けている同製品について、製品開発統括部長を務める小林末呉取締役(写真右)と特機部の中西文生副部長(同左)に話を聞いた。
     同製品は、ドライバーが電極パッドや電極ベルトを用いて装着したウェアラブル心拍センサー「WHS―1」が計測した心拍周期(RRI)を収集し、運転中の眠気を検知するもの。「心臓から電気信号を直接拾うことで、正確なRRIの計測が可能」(同取締役)。なお、同製品は東洋紡・快適性工学センターとの共同研究。
     RRIからは、これまでは心電図などでしか行えなかった交感神経や副交感神経の解析が可能。また、そのRRIの動きから、運転時特有の挙動を見いだしたアルゴリズムで眠気検出を行うという。


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     同取締役は、「車を運転している時の眠気の挙動は、デスクワークや家にいる時の眠気とは全く違う」とし、ドライバーに特化した同製品の有意性をアピールする。
     自律神経を解析することで、「意識していないレベルの眠気も検知できる」とも。中西副部長は「本人に眠気が来る1〜3分前に検知することが多い。心臓が『眠い』と言っていることが分かる」と説明。この時点でドライバーに警告を出すことで、居眠り運転の防止につながる。直接、肌に装着する電極パッドは「はじめは抵抗があるだろうが、慣れれば大丈夫」と同取締役。現在、6社で行っている実証実験でもドライバーからは同様の意見が出ているという。
     通知器はメモリー内蔵で、データはUSBで吸い上げる形。5日分のデータが保存でき、心拍数や眠気検知の時刻を記録する。また、三軸加速度センサーも入っており、ドライバーの連続したRRIと同期する体の動きや重力加速度も計測可能。「体の動きが分かれば、運転中にウトウトしたかどうか把握できる」。
     今後について、「SASやてんかん、ストレス、不整脈などの検出でも研究を進めており、プロドライバー必須のツールを目指す」と語る同取締役。同副部長も、「心臓の特徴や心拍数の出方は一人ひとり全く違う」とし、「今後は実データを積み上げ、ソフトウェアのバージョンアップを通じて、ドライバーごとにキャリブレーション(調整)をかけられるようにしたい」と話す。クラウドを活用したデジタコ・ドラレコとの連携も視野に入れている。
    ◎関連リンク→ ユニオンツール株式会社

     
     
     
     
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