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    アクティブリンク 荷揚げを補助「アシストスーツAWNー03」

    2015年11月13日

     
     
     

     アクティブリンク(奈良県奈良市)は9月から、物流現場の荷役作業での身体負担を軽減する補助器具「アシストスーツAWNー03」の発売を開始した。企画営業グループで参事を務める橋本英生氏に話を聞いた。
     同製品は、高所作業を行う際の安全帯のようなハーネスを身に付け、接続部分に本体を装着。作業者の体幹の動きを位置センサーが検出し、動作意図に合わせて腰部のモーターが回転することで、重量物の荷揚げ作業をアシストするというもの。同氏は、「装着した人の太ももを押してくれるような動き。その反動で上体が立ち上がるため、腰の負担を減らしながら荷物を一緒に持ち上げることができる」と説明する。アシスト力は、片足7.5kgf、両足で15kgf 。
     バッテリーの稼働時間は8時間で、1日の作業はまかなえる。充電時間は90分の「急速充電タイプ」で、「午前中に使って、昼休みに充電すれば確実に1日使える」という。


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     サイズはS・M・Lの3種類から選択できる。「アシスト力を逃がさずに伝達しやすくするため、なるべく体にフィットする形にした」と装着性にも自信を見せる。また、「脱着も簡単で、必要な時だけ本体を着用すれば作業性も向上する」とも。重量は、ハーネスとバッテリーを除くと約6kg。新開発となる軽量かつ強度を維持できる炭素繊維素材を採用している。
     「持ち上げをアシストするモード」「中腰姿勢を保持するモード(ホールドモード)」「アシストOFFの通常歩行モード」の3種類があるが、動作によって自然に切り替わっていく。作業者の操作としては、アシスト力とブレーキ力の調整のみ。
     「腰痛があっても仕事自体はできてしまうが、毎日の積み重ねでいずれガタが来てしまう」と同氏。「腰に重量負担が掛かるような状態を避けることができれば良い」と、製品開発の着想について説明する。
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     販売は代理店経由が基本で、レンタルでの提供も視野に入れている。「マーケットにどのように受けられていくのか、期待半分、不安半分」とするが、「おそらく多様な意見が出るだろう。それをより良い製品開発につなげていきたい」と前向きだ。
     さまざまな現場での活用が考えられるが、「まずは物流業界を中心に展開していきたい。女性に活用いただくためにも、今後はさらなる軽量化も検討していく」とし、「装着もより簡単にできるようにしたい」と意気込む。
    ◎関連リンク→ アクティブリンク株式会社

     
     
     
     
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