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    三輪タイヤ 車両発電システム「TrueーG」

    2015年11月20日

     
     
     

     9月の大雨で甚大な被害が出た茨城県。同県内の市役所が浸水したことに伴い、通常の電源設備と非常用発電機も浸水し、使用できないという事態が発生した。「あのニュースを見て、非常時に活躍するのは移動式の発電システムだと思った。使いたい時に発電機が使えないようでは意味がない」と話すのは、タイヤ販売・出張交換などを行う三輪タイヤ(京都市山科区)の三輪智信社長。
     出張タイヤサービス車のノウハウを生かして誕生した同社の関連会社・モビリティープラスでは、タイヤサービスカーの製造・販売などさまざまな事業を展開。タイヤ出張作業のニーズが高まったことで、他社への販売が始まったタイヤサービスカーだが、その特徴は、発動発電機を荷室に設置せず、自動車の走行用エンジンを活用した車両発電システム「True─G」で、このシステムは作業工作車だけでなく、道路橋梁非破壊検査車や放送中継車などにも活用され始めた。
     三輪社長は、「もともとタイヤの出張サービスは、発電機が大きいため、どうしてもタイヤが積載できず2台体制だった。タイヤ交換などは1人で十分に行える作業なのに、2台で出動するのはもったいないと感じ、発電システムの開発に至った。トラックに装備すれば、普段は普通のトラックとして使用し、非常時には電源車にできる。電源は車体下部に収めているので、荷のスペースは十分に確保できる」と説明。


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     また、「近年、企業のBCP策定の動きが加速しつつある中、我々は将来起こると予想されている大震災などの災害を踏まえ、閉鎖された空間でも活用できる『自立分散型移動電源』を提案している。災害時には、会社の事務所の電気などをこの車から供給することができ、使う場所も選ばない」と話す。
     同社の「True─G」システムは、インフラ点検の車両などでも活躍。道路にあるトンネル内壁のクラックの様子を調べる車に応用され、これまで手作業で行っていた点検作業も、車両を通過させるだけで完了するため、点検のために道路を通行止めにする必要がなくなった。さらに、5年後の東京五輪に向け、地下鉄などのトンネルも調査されているが、今後、同社の車両が導入されるという。
     さらに同システム移動金融窓口車(ATM車)や超小型レントゲン車など、金融サービス・訪問診療の新たな可能性を提案。「いつ使うか分からない固定式の発電機を社内の敷地に置き、定期点検をするのはもったいない。点検をしなければ緊急時に使えないでは意味もない。『True─G』搭載の車両なら、日常点検と一緒に容易に行える」と説明する。「様々な分野でこのシステムは活用でき、お役に立てると思っている」と話す。
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    ◎関連リンク→ 株式会社三輪タイヤ

     
     
     
     
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