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    ロジパック・マルハチ 木枠梱包で特許取得

    2016年12月14日

     
     
     

     梱包と輸出手続きなどを手掛けるロジパック・マルハチ(安部考致社長、横浜市北区)が「梱包箱及び梱包方法」で特許を取得した。特許内容は、繰り返し使える木枠の梱包箱。通常、木枠梱包は1回使い切りとなるが、木箱を構成する6枚の板状の面を組み立てて帯バンドで固定する方式にしたことで、何度も使うことを可能にした。
     考案者の安部社長は「大型の精密機器類や重量物など木箱を造る場合は、一つずつ個別に製作するが、同じ形式の荷物を大量に送る時や、往復輸送する時などは毎回木箱を造るのはムダがある。そこで、木製の通い箱が作れないかと考えた」と話す。
     ポイントは、梱包時に釘やネジを使った場合、開梱時にきれいに抜いたとしても、次に使う時は強度の点で問題が発生してしまう。「6枚の面を組み立てる際、凹凸でかみ合うように作り、木ネジ等の金属接合は一切使用しない。最終の仕上げはエステルバンドなどの帯バンドのみを使用する。開梱はバンド切断用のカッターナイフが1本あればよい」と説明。


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     「使用対象品は、比較的重量があって段ボール(強化段ボールを含む)梱包では強度的に難しく、また特殊な固定を必要とするような機械設備など。実際に利用して運んだ例は、鉄道ホームの安全柵などがある。同じ形態の品をいくつも運ぶ際、開梱後の梱包材を回収して2便、3便と繰り返し使える。1回使い切りの場合より一つ当たりの製作コストは約3倍近くにはなるが、10回以上使用可能な実績があるので、最終的には1回の輸送コストは大幅に安くできる。資源の面から見ても環境に優しい」
     木製の梱包技術は、適切な強度計算や設計などを必要とするため、「梱包管理士」という有資格者が担当する業務。安部社長自身もその資格を有するだけでなく、日本梱包工業組合連合会が運営する「梱包管理士技術認定講座」では講師も務め、現在2000人を超える全国の梱包管理士の多くが安部社長の教えを受けている。
     「記してみれば、何だそんなことということもある」と話す安部社長だが、使う板の厚さや長さ、素材など、最小限の材料で必要とする強度を確保する面の設計には、細心の計算と豊富な経験が盛り込まれている。「木箱にエコなイメージを持ってもらえる糸口になれば」と笑顔で語る。
    ◎関連リンク→ 株式会社ロジパック・マルハチ

     
     
     
     
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