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    三井住友建設 「スクライムPC工法」

    2017年7月28日

     
     
     

     三井住友建設(東京都中央区)はこのほど、物流施設向けプレキャスト・プレストレストコンクリート工法の「スクライムPC工法」を開発した。同社はこれまでに、鉄骨(S)造りや柱の鉄筋コンクリート(RC)造り、梁をS造りとするハイブリッド構造の「ミック構法」に加え、同構法の工期を短縮する柱をプレキャスト(PCa)化した「ミックPCa構法」を開発。建築本部で構造設計ディビジョン長を務める小林知己氏(写真右)は、「施設の大規模化や機能・品質の向上、早期稼働など、ニーズは高度で多様化している」とし、「それに応えるべく、さらなる進化を遂げた『スクライムPC工法』の開発に取り組んできた」と語る。
     同工法の特徴は、「従来よりも梁の長さを出せるため、経済性に優れている」と説明する同氏。「広い空間を確保できるため、マルチテナント型施設に適している」という。また、「S造りの梁は柔らかく、フォークの振動でひび割れが起こりがちだが、スクライムPC工法は、RC造りのメリットである梁・床の変形や振動を低減できる」と胸を張る。


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     「すべてをPCa化するのではなく、必要な部分に導入し、RC造りなどと組み合わせることも可能」と、その魅力を語る技術本部の江頭寛主席研究員(同は、免震構法との組み合わせで、「地震など災害時のBCP対策としても活用できる」と解説する。「S造りの場合、綿や布などを巻きつける耐火被覆が必要になり、食品や医療品メーカーには敬遠されがち」というが、「スクライムPC工法の場合、耐火被覆が不要で、コスト削減も可能」と話す。
     「品質管理の行き届いたPCa工場で全ての構造部材を製作するため、安定したクオリティを提供できる」という同氏は、「現場で積み木のように組み立てられ、少人数で施工が可能」と語る。従来工法と比較した場合、「免震ありきで考えれば、コストはほぼ同等」としている。
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     同社が持つ、高層マンションの建築ノウハウと、橋梁などの土木技術を融合させた同工法は、「それぞれの長所を生かし、短所を補うことで大スパン構造を実現した」と小林氏。「設計からワンストップで、自由度が高く、幅広いニーズに対応したフロア作りに貢献したい」と笑顔を見せる。江頭氏は、「南海トラフなどの大地震が、いつ発生しても不思議ではない今日、継続事業をしていく上で『免震』という付加価値を検討していただきたい」と語った。
    ◎関連リンク→ 三井住友建設株式会社

     
     
     
     
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