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    オムロンソーシアルソリューションズ 安全運転を支援「ドライブカルテ」

    2018年3月2日

     
     
     

    オムロンソーシアルソリューションズ(東京都港区)は、ドライバーが運転に集中できている状態かを判断する「ドライバー見守り車載センサー」を実用化した安全運転支援サービス「ドライブカルテ」の提供を今春から開始する。事業企画担当部長の小薮竜也氏(写真左)とプロダクトマネージャの久野雄一郞氏(同右)に話を聞いた。

    従来のデジタコやドラレコは、「車の動き」を検知することで安全管理を行っていたが、同サービスは「ドライバーの運転集中度」に着目。小薮氏は、「事故の原因は、大半がドライバーの不注意と言われており、車の動きだけに注目しても、事故を防止する上では限界がある」と指摘した上で、「どんな状況の時に事故が起きやすいのかを把握し、運行管理者が、それぞれのドライバーに適切な指導や教育ができるように支援する」と狙いを説明する。久野氏は、「これまでカバーできていなかったドライバー起因の事故に踏み込むことで、新しい価値を提供するとともに、事故ゼロ社会の実現に貢献したい」と目指すところを示す。

    ドラレコ機能も付いたドライバー向け車載器には、LTE通信回線が搭載されており、リアルタイムでデータセンターとの送受信が可能。わき見や眠気などの危険挙動が見られた際には音やメッセージで警告する。

    眠気の検知は、まばたきなど目の動きで、過去に蓄積されたパターンをもとに判断。小薮氏は、「当社では顔認証の技術を20年以上、追求してきた。その積み重ねの成果を投入できる」と胸を張る一方で、「確実に検知することは基礎技術として重要だが、それよりも、『危ない運転につながっていく状態』であることを捉えた上で、改善へつなげることを重視している」と開発思想を明かす。

    また、危険な挙動が見られた際は、データセンターを介して管理者側にもメールで通知。その車両の情報が、運行管理者にもリアルタイムで届く。

    デジタコやドラレコの持つ「車両走行分析」と、眠気やわき見検知などの「ドライバー危険行動分析」の双方を兼ね備えた同サービス。小薮氏は、「管理者の皆さんは、デジタコやドラレコで急ブレーキや急ハンドルの形跡が見えても、『なぜそれが起きたか』までは分からず、『次は気をつけろよ』と言うしかない」。一方、ドライバーの危険運転を察知する端末類についても、「その場で警告を出すだけに留まる」と課題を分析する。

    同サービスでは、同社が独自に開発した安全運転指標を活用。ドライバーの運転状況を検知する「運転集中度指標」、車両の挙動走行状態を検知する「走行リスク指標」の2つを組み合わせることで、事故につながる真の原因をつかみ、運転リスクを徹底的に低減させる。近い将来には、「健康診断の結果や生体情報とも連携し、ドライバーの状態を検知する『運転者健康指標』も加える予定」
    得られたデータをもとに安全運転レポートが作成され、管理者はドライバーへの改善指導に役立てることができる。

    同社では1台あたり月額数千円でのサービス提供を計画。初期負担を抑える料金プランも用意しているという。

    今後は、「歩行者が多い」「見通しが悪い」などの車外情報や、信号機や感知器などから得られる道路情報と連動する「路車協調」により、「事故が起こりそうな予兆を、あらかじめ車両に提供する」など、さらなる進化を目指すという。

    ◎関連リンク→ オムロンソーシアルソリューションズ株式会社

     
     
     
     
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