-
製品・IT
グレンフィールド 偏光グラスで疲労軽減、事故防止「ZEAL OPTICS」
2018年9月26日
多くの運送事業者が現在、一番の悩みに挙げる人手不足問題。絶対的に不足している運送業界への求職者を、あの手この手でいかに呼び込めるかを模索している現状と言えるが、魅力的で働きやすい職場環境へ改善することが最善の策という意見も少なくない。フィッシングや幅広いアウトドアスポーツなど、長くプロフェッショナルから支持されている偏光グラス「ZEAL OPTICS(=ジール)」を開発・販売するグレンフィールド(大阪府東大阪市)は現在、トラックドライバー向けに業務用偏光グラスのトライアルを実施し、運送業界への同製品の普及を目指している。安全・健康・楽しさにつながるアイテムとして、運送業界でも「安全運転・事故防止に役立つ」「福利厚生・人材確保に活用できる」などと注目を集めそうだ。
同社営業部長の森下龍一氏は「ジール」の商品コンセプトについて、「日本人が掛けて違和感のないよう、日本人の骨格に合わせた設計を追究。海外製品に比べてフレームに柔軟性があり、適度なフィット感がある。その上、重心を後方に持っていくことで、長時間掛けていても疲れない」と説明。さらに、「自分の顔にフィットするよう、耳や鼻に当たる部分を自身で微調整できるため、より違和感がなくなり、集中力が持続する。偏光グラスを掛けている状態がニュートラルになるほど愛用して頂ける」とメリットを挙げる。
釣りやアウトドア、ドライビングなど適材適所の商品をそろえる同社だが、運送業界向けに「クロスオーバー」「サルト」の2商品を推奨。クロスオーバーは、そのまま偏光グラスとして使用できるほか、ノーズパッドをワンタッチで取り外すことで、メガネを掛けたままでもメガネの上からオーバーグラスとして使用できる2way仕様。軽量で、オーバーグラスにありがちだった、横の視界を遮られることもなく、横の目視もスムーズにできるので安全運転につながる。
一方、サルトは「単式フリップアップ」という、レンズを跳ね上げることができるタイプ。フレームはナイロン樹脂とベータチタンのコンビネーションで、5枚蝶番の新機構を採用したことで耐久性が向上。掛けたままレンズを跳ね上げることにより、トンネルに入ったときや、停車してスマホを見るときなど、わざわざ偏光グラスを外す必要がない。
同社では運送業界での普及に向けて現在、鈴与カーゴネットをはじめとした複数の運送業者にてトライアルを始めており、すでにドライバー用として導入されている運送会社もある。森下氏は、「運送業界は人材不足が深刻だと聞いている。当社の業務用偏光グラスを導入していただき、福利厚生が充実した企業として雇用の後押しができれば。併せて事故防止にもつなげて頂きたい」と語る。
◎関連リンク→ グレンフィールド
関連記事
-
-
-
-
「製品・IT」の 月別記事一覧
-
「製品・IT」の新着記事
-
物流メルマガ