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製品・IT
リオス 運行管理者をサポート「点呼・健康:ご安全に!」
2018年12月4日
両備グループでシステム開発を担当するリオス(松田久社長、岡山県岡山市)が開発した点呼・健康管理システム「点呼・健康:ご安全に!」が、ドライバーの健康を見守るシステムとして注目されている。
これは、ドライバーが日々の点呼実施時にアルコールチェックと同様に体温や血圧なども測定し、健康状態や体調変化をチェックするシステム。バイタル状況を客観的に数値化することで対面点呼する運行管理者の判断をサポート。健康状態に関心が薄いドライバーも、実際に数値を見ることで健康への意識が高まるという。
免許の所持と有効期間のチェック、アルコールチェックと最低限必要なチェック項目に体温や血圧測定などを加え、国交省既定の健康管理マニュアルに沿った15項目の質問にタッチパネルでの回答を行い、所要時間は約2分~3分程度で可能だ。測定値の読み込みも、測定した体温計などの機器を読み取り機にかざすだけなので、誤入力もなく簡単。
さらに、測定後の対面点呼時に、点呼管理者は表示された測定数値から、そのドライバーの健康状態を推察し、それらの数値を踏まえての話ができる。例えば年配のドライバーに点呼を行う運行管理者が若手の場合など、顔色が良くないなと思い、〝大丈夫か〟と聞いてもドライバーから〝大丈夫〟と回答されてしまうと、それ以上は言及しづらい。しかし、数値を示して体調を聞くことで、話がしやすくなり、コミュニケーションも深まったと好評とも。導入後は1年経過ごとに日々収集したデータをまとめてフィードバックし、各ドライバーの体調変化や指導・改善のためのデータとして活用できるという。
労働条件が厳しいと言われるドライバー職だが、健康に留意した職場環境作りをすることで社員家族の安心も確保でき、自然と定着率アップにもつながっていく。同時にHPで取り組みを紹介することでホワイトな会社イメージにもつながり、採用における応募者増加への期待も上がる。オプションで車検証管理機能や期日管理機能、独自に体調設問のサービスもあり、この秋にはIT点呼に対応したバージョンアップ版の販売も予定している。
◎関連リンク→ 株式会社リオス
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