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    キャブステーション 『キャブ・オークション』アクセス増加

    2006年1月23日

     
     
     

     キャブステーション(東京都港区)が昨年からスタートした中古トラックのインターネット・オークションサイト『キャブ・オークション』へのアクセスが順調に増えている。
     「出品者、購入者の双方が納得し、喜んで頂けるサービス」と自信をみせる楠木崇延社長(写真右)と企画営業部の山田清照氏、小林恭二氏に話を聞いた。


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     同社では、中古バスのインターネット・オークションで培った実績・信用を背景に、昨年から中古トラック市場に参入。楠木社長は、「バス部門では現在、月間で約30台の出品があり、平均で15—20台が落札されている」と説明。
     山田氏は、「出品者は、通常の中古車ディーラーを通すよりも3割程度高い価格で売却されており、非常に喜ばれている」と付け加える。
     同社長は、「バス事業もスタート後の半年間は知名度が低かったため『鳴かず飛ばず』だったが、インターネットを活用したことで間口が広がり、徐々に幅広い業種からの引き合いが来るようになった」と振り返る。
     「不特定多数の方に閲覧されているので、思わぬニーズが潜在的にあることも分かった。『社員旅行用』や『学校のクラブ活動での移動用』として中古バスを購入するケースもある」とも。
     中古トラックの『キャブ・オークション』は、売買の希望者双方を、インターネットのオークションシステムを活用してマッチングさせるというもの。システム利用にかかる手数料は落札した場合にのみ発生し、落札金額の10%を出品者が同社に支払う仕組み。落札がなければ、出品料や入札料は一切かからないため、気軽に利用できる。
     同システムでは、一般的な中古車売買のように間にディーラーを挟まないため、中間マージンが価格に上乗せされず、双方が希望する価格で売買が可能。誰でも閲覧できるインターネットでのオークションという特徴を活かし、『売買価格がガラス張り』という明朗会計も、オークション利用者に安心感を提供している。
     なお、出品者は、入札スタート価格(希望する最低価格)だけでなく、オークション期間も自由に設定できるため、代替や増車の都合にあわせて出品することも可能。
     小林氏は、「出品中でも車両を止めることなく運行して頂けるため、無駄がなく経済的」と説明する。また、同社長が、「サービスレベルには絶対の自信を持っている」と語るように、利用者には全くと言っても良いほど手間がかからないのも大きな特徴となっている。
     売り主が同サイトへ車両の出品を希望すると、同社から査定スタッフが派遣され、車両の適正な審査を行うとともにサイトに掲載する写真も撮影してもらえる。さらに、落札された場合、内見や契約時にも同社スタッフが立ち会うため、当事者間での取引で懸念されるトラブルが回避できる。
     山田氏は、「契約や決済時には、当社が万全のサポート体制で支援している」とし、「落札後の内見時に、契約・引き渡し・現金での決済のすべてを完了して頂くため、売り主の方には安心してご利用頂いている」と胸をはる。
     楠木社長は、「インターネットを活用したビジネスではあるが、査定・内見に専門のスタッフを派遣するなど、売主・買主双方に安心して頂くためのアナログ的な要素も重視している」と強調。「派遣するスタッフにかかるコストは、バスやタクシー分野での事業活動と兼務させることで吸収しており、仲介手数料の低減を可能にしている」と補足する。
     「中古トラック部門でも、ユーザー登録が順調に増加しており、今後、より多くの落札を見込んでいる。今後も、利用者双方が喜び、安心して取引ができるマッチングの場を提供していきたい」と語る。
    『キャブ・オークション』のURLは、http://www.cab-station.com/used-truck

     
     
     
     
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