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    凸版印刷 ICタグを活用した簡易型循環物流容器管理システム開発

    2006年10月13日

     
     
     

     凸版印刷(東京都千代田区)はICタグを活用した簡易型循環物流容器管理システム「ぐるぐるマネージャー」を開発した。パレット、折りたたみコンテナ、通い箱、金属パレット、溶剤を入れるドラム缶などの循環物流容器管理や利用状況の可視化で活用できる。
     同システムは、管理対象容器にあらかじめICタグを貼付し、利用時にハンディターミナル型リーダ・ライタでICタグ内のデータを読み取ることで対象物の情報を管理するというもの。
     用途に合わせて、金属製容器に対応したICタグ(2.45GHz)と非金属容器用ICタグ(13.56MHz)の二種類が選択可能。
     読み取られたデータは管理用PCに転送でき、対象物の「所在、状態、使用回数、利用履歴、在庫状態」の照会が可能。
     管理拠点間でデータ交換を行うことで、物品が「いつ、どこで、どのように」利用されているかを定期的に確認できる。
     ユーザーは、ハンディターミナルや管理拠点アプリケーションを必要に応じて逐次追加でき、試験導入で構築したデータベースを、そのまま本格的な運用へ移行し、拡大することもできる。
     社会的な環境意識の高まりとともに、多くの企業で環境配慮や経費削減の一環として、ダンボールなどの使い捨て容器に代わり、循環容器の利用が増えている。
     しかし、循環容器は使い捨て容器に比べて高価であるにもかかわらず、移動中に紛失したり、在庫・所在を正確に把握できないために必要以上に多くの容器を購入せざるを得ないなど、管理方法で多くの企業が課題を抱えている。
     また、これまでのバーコードでの管理では、磨耗や剥離などで読み取りができないといったケースや、容器のメンテナンスや耐用年数を逐次データに反映できないなどの課題もあった。
     凸版印刷ではこれらの課題を解決するために、ICタグを活用した循環物流容器管理システムを開発、既にネットワーク型の「NETLOOPASS(ネットルーパス)」の販売を開始している。
     今回、小規模の事業所が簡易に導入可能なシステムとして、ネットワークによる管理が困難な環境でも同様のシステムが導入できるスタンドアロン型の「ぐるぐるマネージャー」を開発した。価格はスタンドアロン型のため一式70万円(PC、リーダライタ、ICタグ、作業費用等は含まず)と、ネットワーク型に比べて廉価。パッケージシステムなので導入も容易となっている。
     詳細は同社HP、http://www.toppan.co.jp

     
     
     
     
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