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    タニタ 睡眠計測システム『SLPモニター』発売

    2007年8月8日

     
     
     

     ヘルスケア関連の計測器メーカー、タニタ(東京都板橋区)が「睡眠」に着目。「一般の方でも、睡眠の『質』を手軽に計測できる」ことを念頭に置いた睡眠計測システム『SLPモニター』が、このほど完成した。
     運輸業界でもSAS(睡眠時無呼吸症候群)が問題視されているが、同製品はどのように活用できるのか。同社国際営業本部メディカル課の山田泰嗣氏(写真)に話を聞いた。


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    利用イメージ
     同製品の使い方は、敷布団やマットの下に「センサーマット」を敷き、就寝前にコントローラーのボタンを押すだけ。センサーマットの中には水が入っており、睡眠時の呼吸・脈拍・体動を測定。さらに、得られたこれらのデータに、寝入りまでの時間や中途覚醒の回数などの情報を加味し、同社独自のアルゴリズムを用いて睡眠の深さ(睡眠ステージ)を表示する。
     「この計算式を作るのが、最も苦労した過程」(同氏)だというが、計測器メーカーとして長年培ってきたノウハウにより、指標化を実現。「医療機関などで行われる脳波測定の結果と、約70%の確率で合致する」というデータも得られているという。また、測定結果を分かりやすくするため、睡眠の総合的な指標となる「睡眠点数」を100点満点で表示する。
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    睡眠点数を100点満点で表示
     同製品の目的を、山田氏は、「SASかどうかを判別するものではない」とし、「あくまで睡眠の質を評価し、健康管理の一助として使っていただくもの」と説明する。「たとえば睡眠点数は、睡眠時間や体調、日中の行動や労働環境などによっても異なる。お酒を飲んだ日は点数が低い、運動をした後は高いなど、さまざまな要因がある」とした上で、「日々の行動と眠りの質を観察することで、生活改善に役立てることができる」と狙いを話す。
     今後、運輸業界への普及をめざす。事業所単位で導入し、休憩室や仮眠室で使用することを想定している。また、コントローラーが約1kg、センサーマットが約1.5kg㌔と軽量のため、「従業員のみなさんが交代で家に持ち帰って測定していただければ」とも。「点数が低かった日は、運転中の確認をいつも以上に気をつけるなど、『注意喚起』の意味でもお使いいただける」と、メリットは多い。
     山田氏は、「トラック事業者は労働時間も不規則だと聞く。ドライバーの健康をしっかり管理することが、安全運転にもつながるはず」とアピールする。価格は52万5000円。
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     詳細は同社HP、http://www.tanita.co.jp/

     
     
     
     
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