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    デジタコ利用のテレマティクスサービス「くるみえ」

    2007年10月3日

     
     
     

     ジクー・データシステムズ(ジクー)と三菱オートリースは、日本で初となるドライブレコーダーを活用した商用車向けテレマティクスサービス「くるみえ」を共同で開発した。
     ジクー・事業戦略ユニットの吉成雄一郎ユニットマネジャー(写真右)は、「コンプライアンスと環境に対する取り組みを支援し、経営を後押しするサービス」と、仕上がりに自信を見せている。


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    ジクーの吉成氏(右)と三菱オートリースの谷口氏
     サービス名の由来は、「くるまの運行がすべてみえる」という機能から。同サービスは、ホリバアイテック社製のドライブレコーダー「どら猫プラス」を使用。同製品に搭載されている「動画カメラ」「GPS」「加速度センサー」から得られる速度、距離、位置、イベント、時間などのデータを日々の運行記録として活用できる。ドラレコ本来の役割に加え、「アイドリングの回数・時間の割り出し、CO2排出量の算定も行う」と同マネジャーは説明。
     走行データは、帰社後にメモリーカードからPCに読み込む。データは日報の形で出力できるため、「ドライバーさんの日報作成業務を軽減できるのもメリット」。
     また、インターネットを利用し、情報を営業所間で共有できるのも大きな特徴だ。同サービスは、インターネット経由でジクーの持つサーバにデータが蓄積されていく仕組みのため、「ドラレコ専用のPCをご用意いただくこともない。事務所にあるPCで十分対応可能」としている。
     ジクーはもともと地理情報システムに強みを持っており、今回のサービスでは地図との連携を図った。これにより、運行の状況を地図上で把握することができる。移動履歴の管理はもちろん、「ヒヤリ・ハット地点」の傾向を分析する機能も持つ。また、出発地・経由地・目的地を入力すれば、経路探索もできる。「プリントアウトしてお持ちいただければ便利」。
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    車のアイコンで「ヒヤリ・ハット地点」を表示
     三菱オートリースでは、同社のリース車両を使う事業者に導入を勧めていく。インターネットを利用した同サービスでは、車両の状況を事業者・三菱オートリースの双方で共有することもできる。「車両走行距離などを事前に把握していれば、整備工場側の準備もスムーズ」(同社営業本部企画グループの谷口雅英氏、同左)とし、メンテナンスサービスのさらなる充実に生かす考え。同サービスをてこに、「オートリース会社として、車両に関することなら何でも相談される存在になりたい」と意気込む。なお、自社車両への導入案件はジクーが対応する。
     導入費用は、車載器が1台8〜9万円程度で、ソフトウェアのインストールなどは無料。月額使用料は1台あたり2000円程度。3〜4年以内に20億円の売り上げを目指す。
    ◎関連リンク→ジクー・データシステムズ三菱オートリース

     
     
     
     
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