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    新日石プラスト シートパレットで「地球環境に貢献」

    2007年12月5日

     
     
     

     リデュース・リユース・リサイクル(3R)の普及を促進する公益法人、クリーン・ジャパン・センター(CJC、東京都港区)が毎年行っている「資源循環技術・システム表彰」。
     平成19年度は、新日石プラスト(宍戸淑郎社長、東京都港区)が「シートパレットシステムによる物流効率化」で「財団法人クリーン・ジャパン・センター会長賞」を受賞した。


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    シートパレットを手にする宍戸社長
     今回受賞した同社の「シートパレットシステム」は、厚さ1mm程度の薄いプラスチック製のシートを、独自の「プッシュプルアタッチメント」をフォークリフトに装着して操作する。木製パレットやプラパレなどの構造体パレットに比べて、少ない原材料で済むのに加えてパレットが薄い分、積載効率を高めることができる。
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    薄いプラスチック製のシート。原材料が少なくて済む
     今回、同表彰に応募した理由について、宍戸社長は「地球環境への貢献をアピールできる機会と捉えた」と説明。「昨年4月から新日石グループ主要会社の一員となった。グループ理念の一つに『地球環境との調和』が掲げられており、ビジネス上の重要なテーマとして取り組んでいる」と話す。
     「グローバルに物流を展開されている企業グループなど、スケール感のある物流に向いている」という同システムは、米袋、自動車部品、化学品、電子機器など、各種分野に使われている。衛生的な点や、水や湿気に強いのも強みだ。
     フォークリフトに装着する「プッシュプルアタッチメント」が、送り手・受け手双方に必要となるなど、導入にはある程度のコストがかかるが、「導入していただいた企業には好評で、長く活用してもらっている」という。また、「ワンウエーでの活用も多い」としながらも、「同企業グループ間の物品のやりとりで、通い箱のように繰り返し使われるケースも多い」という。
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    荷役風景。フォークリフトに「プッシュプルアタッチメント」を装備する
     なお、シートパレットは素材や厚さを数種類そろえ、「貨物の重量や特性によって使い分ける」とし、「顧客の物流全体を把握した上で、最適な提案を行う」。このノウハウが最大のアピールポイントになっており、「当社の営業は『積載コンサルタント』と呼べるだろう」(同社長)とも。
     今後の展開としては、「パレットの原材料として、バイオマス原料や廃プラなどのリサイクル資源を活用していくことで、さらなる省資源化の推進を検討している」。同社長は、「現在、基礎研究の段階」とし、「一年以内には何らかの形でアピールしたい」と話す。
     「CJC会長賞」の受賞後は、問い合わせ件数が増えたという。「循環型社会の形成に貢献できるシステム。物流システム効率化の一環として、ぜひご検討いただければ」と、さらなる普及をめざす。
     詳細は同社HP、http://www.plasto.co.jp/
        ◇
    ■「資源循環技術・システム表彰」とは
     「資源循環技術・システム表彰」は、実施廃棄物の発生抑制・再利用に寄与する技術やシステムを表彰し、循環型ビジネスの振興を図ることを目的に、経済産業省の後援のもとで財団法人クリーン・ジャパン・センター(CJC)が実施。「再資源化貢献企業表彰」の名で昭和50年からスタートし、33年にわたって続いてきた歴史ある賞だ。
     CJC企画調査部の柴田孝雄氏(写真)は、「3Rに関する取り組みを表彰することで、認知・普及を促し、啓発を行う」と説明する。なお、応募に際しては、該当事業が3年以上の実績を持つことが求められる。
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    CJCの柴田氏
     同表彰は、自薦による公募の中から選ばれる。平成19年度は32件の応募があり、その中から経済産業省産業技術環境局長賞5件、クリーン・ジャパン・センター会長賞6件、奨励賞6件が選ばれた(経済産業大臣賞は該当なし)。
     今回、「CJC会長賞」を受賞した新日石プラストの「シートパレットシステムによる物流効率化」が評価された点について、同氏は「省資源・省スペース」を挙げる。「木製パレットやプラパレと比べて薄いことから、材料として使われる資源の浪費を防ぐ。さらに、パレット自身が薄く、積載効率の向上を実現する」ことに加え、「再利用可能なのもポイントだった」という。
     また、「審査段階では、『(他のタイプのパレットに比べると)導入企業がまだ少ないのではないか』との声もあった」としながらも、同システムを導入しているユーザー企業へのヒアリングにも出向いた同氏は、「効果を評価しているクライアントが非常に多かった」と話す。
     CJCは、今後も同表彰をはじめとした活動を続けることで、「循環型社会の形成に向けて普及・啓発活動を行っていく」としている。

     
     
     
     
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