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    カシオ計算機 HT「DTーX7」デザインと機能を両立

    2008年2月19日

     
     
     

     カシオ計算機(東京都渋谷区)は、ハンディターミナルを活用した物流業向けのソリューションに力を入れている。
     昨年9月には、ハンディターミナルの新製品「DT─X7」を発売。高いデザイン性と、小さなボディに詰め込まれた多彩な機能が好評を博している。同社営業本部システム企画部PA企画室の牧英樹リーダーに話を聞いた。


    dtx7.jpg
    昨年9月に発売された「DT─X7」
     「DT─X7」には、ユニバーサルデザインによる設計手法が採用されている。「現場での活用方法を想定し、使い勝手をとことん追求した」と牧リーダーは胸を張る。
     「読み取り時の『あてやすさ』『持ちやすさ』には大いに気を遣った」。グリップにはラウンドフォルムを使用。キーボードは使用頻度により最適に配置し、押し間違いのないようキー間にはリブを設けた。読み取り性能としては、隣り合ったバーコードの誤読を防止する振角制御機能や、読み取ったバーコードが残像でわかるフォーカス機能を搭載。オプションで、音声読み上げ機能も用意している。
     これら数々の配慮により、「『いままで30分かかっていた作業が20分に短縮できた』ということも可能になると思う」。千葉工業大学と共同で検証を行い、「他のハンディターミナル機種よりも高い操作性が認められた」という結果も得られたという。
     ケースデザインにもこだわった。携帯電話と見紛うような洗練されたデザインは、「イメージを大切にするアパレル・流通業のお客さまから支持をいただいている」とし、すでに、多くのハイブランドのバックヤードや物流センターに導入が決まっているという。
     通信機能では無線LAN、Bluetoothのいずれにも対応が可能で、リアルタイムでの在庫管理に貢献する。また、オプションで、音声通話を可能にするVoIPパッケージの搭載も可能。無線LAN環境下であれば、同ハンディを携帯電話のように使うこともでき、現場業務の支援にもつながる。
     同リーダーは、「カシオが得意とするのは『小型軽量化技術』。(同製品には)PDAと同じくらいのスペックを盛り込むことができた」と自信を見せる。
     ハンディターミナルを取り巻く現状について、同リーダーは、「アクセスポイントの数が以前と比べると大きく増え、無線LANでのリアルタイム通信が容易になった」と分析。
     さらに、端末の低価格化、周辺アプリケーションの充実などにより、「ハンディターミナルの高機能化が進んでいる」。同社の方針としても、端末だけの販売ではなく、「『(ハンディを使って)やりたいことは何ですか』とお聞きするところから商談を始める」とし、システムや通信インフラも含めた「提案営業」を行っていることを強調する。
    casio400.jpg
    牧リーダー
     詳細は同社HP、http://casio.jp/

     
     
     
     
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