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    【タイヤ特集】(2)省燃費タイヤのキーワード「転がり抵抗」

    2008年4月16日

     
     
     

     省燃費タイヤで、どれほどの燃費改善効果が得られるか。同タイヤの省燃費性能を見る上でキーワードになるのが「転がり抵抗」だ。これは、タイヤ移転時のエネルギーロスを指す。
     同抵抗の実車燃費への寄与について、横浜ゴムは、「転がり抵抗×0.25が燃費値」と説明する。例えば、同社が展開する省燃費タイヤ「ZEN」シリーズの「702ZE」は、従来品の「TY687」に比べ、転がり抵抗を18%低減している。この場合、実車燃費では4.5%向上する計算になる。


     ここで忘れてはならないのが、タイヤの転がり抵抗のメカニズムだ。タイヤは走行中、絶えずさまざまな抵抗を受けている。発進・停止時の路面との接地摩擦や回転に伴う空気抵抗、そしてタイヤの転がり抵抗など、これらが起因してエネルギーロスが発生する。
     これを前提とした上で、市街地走行時(毎時50km)と高速道路走行時(同80km)の走行抵抗比率を見ると、走行方法によって燃費を左右する要因が大きく異なるのがわかる。市街地走行時の抵抗要因のうち、最も大きい発進・停止は半数以上(55%)、次に空気抵抗(20%)、転がり抵抗(20%)と続く。
     一方、高速道路走行時は発進・停止をしない代わりに、空気抵抗が5割、転がり抵抗は4割に及ぶ(ブリヂストン調べ)。 つまり、高速道路での走行はタイヤ転がり抵抗による影響を受けやすく、ゆえに省燃費タイヤは長距離、高速走行主体の走行で効果を発揮するのだ。
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     最近では、メーカー各社は新たなアプローチで、省燃費タイヤの販売を強化している。前述したように、同タイヤは長距離走行や高速走行で省燃費効果を発揮しやすい特性を持つ。そのため、発売当初は限られた対象者に展開してきたという。
     しかし、「市街地や一般道でも省燃費効果が期待できる」(ダンロップファルケンタイヤの萬成康二課長)として、ダンロップとブリヂストンは、大型トラック用に加え、新たに4tトラック用をシリーズに加えた。ダンロップでは、ユーザーの実車走行のもと、現状タイヤと省燃費タイヤを履き比べ、ユーザー企業ごとに実証テストを実施する。
     もっとも、タイヤが持つ性能を存分に生かすには、空気圧管理を含むエコドライブを実施することが必要。適切な空気圧を維持し、摩耗が均一になるようにローテーションすることで、安全性が向上するだけでなく、燃費も改善され、ロングライフ化(超寿命化)する。東洋ゴム工業の斉藤薫課長代理は、「デジタコなど省エネ機器類を活用してエコドライブが推進されたことで、省燃費タイヤにとっても非常に大きな追い風になっている」と話す。
    ◎関連記事◎
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