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    【タイヤ特集】(3)タイヤメーカー各社に聞く

    2008年4月17日

     
     
     

    ■横浜ゴム「ZEN(ゼン)」シリーズ
     横浜ゴムの「ZEN(ゼン)」シリーズは、総合環境性能という発想から誕生。同社のTB製品企画部・芳川武史リーダー(写真)は、「最大の環境貢献は廃棄物を減らすこと」とし、同シリーズでは「省燃費効果を高めるだけでなく、リトレッドタイヤに活用しやすい構造を採用し、摩耗しにくく、長持ちする設計」と説明。製造工程から見直し、環境負荷を抑える工夫を盛り込んだという。


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    「ZEN102ZE」
     同シリーズのターゲットは高速走行、長距離走行を主体とするユーザー。「一般道でも燃費改善効果はあるが、その場合は耐摩耗性に特化した汎用製品を勧める」という。
     その理由は、「一般的に省燃費タイヤは、燃費改善に効果があるとされているため、汎用品に比べて価格設定が高め。発進・停止の多い一般道では、高価格の省燃費タイヤより耐摩耗性に特化したタイヤを使った方がコスト削減になる」という考えからだ。
     「ゼン」のコンセプトを最も反映しているのが、リブタイヤ「102ZE」だ。リブタイヤの特長である「優れた省燃費性や耐摩耗性、操縦性、静粛性に加え、ウェット性についても雪道での走行以外は問題ない」と自信を見せており、偏摩耗しやすい車両フロント部での使用を勧める。
     同社はユーザー企業にとって最適なタイヤを提供するため、実際の運行状況を確認。ユーザーが使っているタイヤと「ゼン」を一週間ずつ試し、省燃費効果を比べるのもその一例だ。一定期間、製品を使用し続けることで、「ドライバーごとの運転方法のばらつきや、天気や季節の変動など、燃費に影響する多くの条件が見えてくる」という。
     また、エコドライブ指導にも力を入れ、適切な空気圧管理やアクセルワークの優しい運転方法をPRしている。
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    芳川武史リーダー
    ◎関連リンク→横浜ゴム
    ■東洋ゴム工業「ZEROSYS(ゼロシス)」
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    「ZEROSYS M666」
     東洋ゴム工業の「ZEROSYS(ゼロシス)」は、オールシーズン、リブ、スタッドレスの3種類でシリーズを構成。02年の発売以来、売り上げを伸ばし、昨年は前年比で約1.5倍増を記録した。
     その理由について、同社タイヤ技術サービス部の斉藤薫課長代理(写真)とタイヤマーケティング部の柏原彰之氏は、「ユーザーの口コミと、一昨年から開催してきた公開燃費テストも影響している」と話す。
     「省燃費タイヤの普及が進んできているとはいえ、導入していない方も多い。そんな人に『一度、試してほしい』という思いから実施した」と経緯を語る。
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    斉藤課長代理
     テストではゼロシス「M666」と汎用品「M626」を履き比べ、「M666」は約15%の省燃費効果を実証。「コスト削減にも貢献することがアピールできた」と説明する。
     同シリーズは、昨年からトラック・バス用タイヤ基盤技術の「イーバランス」を搭載、改良を図った。
     斉藤課長代理は、「走行時に発生するタイヤの無駄な動きを抑える」ためのものと説明。「無駄な動きが少なければ、形状変化や発熱が減らせる。タイヤが持つ性能を発揮しやすい『新品の状態』を長くキープできる」と効果を語る。
     以前の「ゼロシス」では、「基本性能の向上と両立が難しかった」と振り返り、同技術を搭載することによって、「全体的な性能がバランスよく向上した」とその性能に胸を張る。
     ユーザーからは「偏摩耗しにくいと好評を得ている」と同氏。開発する上で、「ユーザーにとって『本当に役立つものは何か』を考えて省燃費性を追求しながら、耐摩耗性能も落とさないよう設計した」とし、「年間の経費削減効果は十分ある」とアピールしている。
    ◎関連リンク→東洋ゴム工業
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