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    TDJ「DeXecシリーズ」大阪府流入規制に対応

    2008年6月12日

     
     
     

     TDJは、T─TECH(徳大寺自動車文化研究所)が開発したNOx・PM低減装置「DeXecシリーズ」の販売を手がけている。
     同装置は国交省と八都県市の認定を受けており、大阪府流入規制にも対応。特に、来年1月からの大阪府流入規制の開始を控えた今、大阪近県のみならず、九州や四国からも問い合わせが寄せられているという。同研究所所長の山森茂氏に話を聞いた。


     同装置は、NOxをEGR(排気再循環)方式で低減する。同氏によると、「NOx低減を目的とした技術はいくつかあるが、その中でEGRは最も歴史が長く、成熟した技術」。そのため、「技術的に安定しており、トラブルが少ないのがメリット」だという。
     PMはDPFで捕集する。同製品は金属製のDPFユニットを採用。ドイツの金属フィルターメーカー・エミテック社と共同で開発したという同ユニットは、耐熱性のある素材を使って独自の網目構造になっている。同氏によると、「(金属を使うことで)セラミック製の製品に比べて壊れにくく、溶ける心配も少ない」ことに加え、「PMを含んだ空気が貫通しやすい構造体になっており、目詰まりが起きない」という利点を持つ。
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    目詰まりが起きない構造の「DeXec」
     目詰まりが起きないため、「急に車が動かなくなるというトラブルがなく、目的地まで確実に走り続けることができる」。車両のパワーや燃費も落ちることはないという。また、「定期的なメンテナンスやDPFの交換も不要。一度取り付けたら、車両の使用をやめるまで使い続けることができる」ため、経営者やドライバーにとって負担のかからない製品だと言える。ただし、「金属でできているため、重いのが唯一の欠点」(同氏)とのこと。
     なお、同研究所は「購入時に合法だった車両が、規制で非合法になるのは不公平だ」「車両を作る際にも莫大なエネルギーを使っている。そうして作った車両を、まだ走れるのに(規制によって)廃車にしてしまうのが果たして『環境のため』と言えるのか」という疑念から同製品の開発に着手したという。
     対応するエンジン型式は、小型車が平成六年規制車両(KC─エンジン)のいすゞ4HF1、同4HG1、三菱4D33、同4D35。6月から販売を開始する中型車用は同規制車両のいすゞ6HH1、三菱6D17、同6D16。価格は小型向け「DeXec─S1」が約90万円、中型向け「─M1」が150万円(予価)となっている。取り付けは、全国約200の指定工場で行う。
     詳細はURL、http://www.tokudaiji.co.jp/

     
     
     
     
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