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    包装資材・緩衝剤のJSP トラック輸送をサポート

    2008年6月17日

     
     
     

     発泡プラスチック製品のリーディングカンパニー・JSP(東京都千代田区)は、物流業界と深いかかわりを持つ企業だ。包装資材や緩衝材などの製造を手がけており、輸送時の荷物の安全性確保に寄与している。
     同社生活産業資材カンパニー産業資材部の若林功一部長に話を聞いた。


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    若林部長
     トラック輸送で活用されているのが「スペーサーシリーズ」。ポリプロピレンやポリエチレンを使った緩衝材で、荷物の隙間に用いて輸送時の衝撃を吸収する。同部長は、「柔軟性が高く、曲げても折れないのが特長」とし、「飲料を充てんする前の空き缶輸送などに多く用いられている」と説明。
     シリーズで4タイプを用意し、荷物や目的に応じて厚さなども選べるという。「たとえば、食料品関係なら、ラミネート加工の『クリーンスペーサー』が最適。他にも、ワンウエー用やリサイクル可能な素材など、さまざま用意している」。
     引っ越しの現場では、内装や家具を保護するための「養生用ミラスティック」がおなじみだ。また、包装用の高発泡ポリエチレンシート「ミラマット」や、ポリエチレン気泡緩衝材「キャプロン」は安定したシェアを誇っているという。
     同氏は「原材料が高騰する中、高付加価値製品の開発が求められている」と現状を説明。「繰り返しの利用で原材料の使用量を減らすことができる、リサイクル可能製品の開発に力を入れている」。
     その一例が、無架橋ポリプロピレン板状発泡体「Pボード」。特殊なポリマーを配合することで「永久帯電防止機能」を持たせており、電子部品などの通い箱に用いられることが多いという。「摩擦による静電気の発生を防ぐため、ホコリや髪の毛の付着も防ぐことができ、食品関係で重宝されている」。洗浄の必要もなく、衛生面も安心だ。同製品も用途に応じてオーダーメイドでの製作となる。
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    Pボード
     また、発泡ポリプロピレンを使ったパレットの製作も行っている。「柔軟性がある」「洗浄が可能で衛生的」「(木製パレットや樹脂パレットに比べて)軽い」などが特長。現状はシート・フィルムなどのロール輸送用途のみ、受注生産での展開だが、「今後は認知度を上げ、製品のバリエーションも増やしていきたい」としている。
     同社のHPは、http://www.co-jsp.co.jp/

     
     
     
     
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