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    アドテック 「ビュービークル」で輸配送の効率化支援

    2008年10月14日

     
     
     

     アドテックは、位置掌握システム(動態管理システム)「ビュービークル」の販売を開始した。今後、「ランニングコストの安さ」(営業統括本部・本社営業の北川勝守課長代理)を強みに、運送業界にも普及を進める。
     同システムは、専用の車載端末から、5分間隔の位置情報が10分ごとに通信センターに送信され、専用のアプリケーションがインストールされたPCからインターネット回線を通じて、地図上にリアルタイムで表示する。


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    地図上で端末の位置を確認することができる
     車載端末からの通信にはPHS回線を利用。これにより、「1台あたり月額2000円の定額制。1日に直せば100円ちょっと」という低コストでの運用が可能になり、同氏は、「『安く導入したい』という事業者の声に応えた」と自信を見せる。また、「GPSを取得することができない地下などのエリアにも強い」というメリットも。
     位置情報と合わせて、ファンクションスイッチの情報を送ることもでき、走行中・停止中などの2種類のイベントを各社の業務に合わせて設定することが可能。また、エンジンオフの状態でも位置情報を送信し続けるため、「車両の盗難などがあっても、すぐに把握することができる」。さらに、あらかじめ指定した地点を車両が通過すると、メール配信やパトライトを作動させることが可能な「通過地点報告機能」なども備えている。同氏は、「荷主への現状報告や、効率的な配車業務にお役立ていただきたい」と導入のメリットを説明する。
     同社は「ビュービークル」に先駆け昨年、人追跡ナビ「ビューナビ」を発売。専用端末を個人に携帯させることで、人の移動そのものを管理するというもの。同社では「ビュービークル」と「ビューナビ」の併用も提案として考えているという。「たとえば運送事業者であれば、自社の車両には『ビュービークル』の車載端末を載せ、傭車のドライバーには『ビューナビ』の端末を渡せば、稼働車両を一元管理することができる」。
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    車載端末を手にする北川氏
     初期導入にかかる費用は、「ビュービークル」車載端末が1台7万2500円(「ビューナビ」端末は1台6万2500円)、専用ソフトウェアが60万円、セットアップなどの導入費が11万円(導入台数などにより異なる)。同氏は、「初期投資はかかるが、その後のランニングコストを低く抑えることができる」と改めて強調する。通信費の安さに魅力を感じ、他の動態管理システムから切り替えたユーザーもあるという。
     今後は、「ビューシリーズ」として、温度情報を取得することのできる「ビューサーモ」、コンテナの位置情報を追跡する「ビュートレーラー」など、物流業界を支援するシステムを次々と展開していく予定。なお、これらの製品の販売代理店も募集している。
     同社HPは、http://www.adtec.co.jp/

     
     
     
     
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