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物流ニュース
運賃値上げの機運 「再来はない」
2020年3月19日
消費増税による買い控えやここに来ての武漢肺炎によるショック。要因はさまざま考えられるが、物量の減少は各事業者とも大きく気になるところだ。
ここ数年、トラック運送業界では乗務員不足、そしてそのために起こる「トラックはあるが運べない」現象で、輸送量そのものが伸びないことが起きてきた。そのための材料として「働き方改革」を、受け入れざるを得ない側面があった。まさに、「乗務員から選ばれる会社になろう」の掛け声のもとに。
事業者らの会合でよく耳にするのは、「また、運賃の下げあいをしている」という話だ。貨物量の減少が、「働き方改革どころではない」という姿勢に結びつくのも理解はできる。
運賃をこの30年間、下げ続けてきたのがトラック運送業界。否が応でもそれを余儀なくされた側面はある。しかし、運賃を再び上げる機運は、今回を逃してしまうと、もう再び来ないかもしれない。そうした視点も忘れたくはない。
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