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    トヨタ自動車 マレーシア向け補給部品の発送を中部国際空港に切り替え

    2008年11月21日

     
     
     

     トヨタ自動車はこのほど、日本からマレーシアに輸送する修理用補給部品の発送空港を成田空港から中部国際空港に切り替えた。貨物需要の伸び悩みが大きな課題となっていた同空港にとって、同社の切り替えは光明となりそうだ。
     同社はこれまで、中部空港発着の国際貨物便の路線数が少ない関係上、やむを得ず成田や関空から輸送していた。今回の決定は世界経済が減速する中、グループ会社も含めた各工場から距離が短い中部国際空港を積極的に活用することで物流費を圧縮させることが狙い。


     また、JALが12月から中部―シカゴ間に貨物専用便を就航させることもあり、09年1月からは北米向けも中部国際空港からの輸送に切り替えることを明らかにした。
     中部国際空港は、貨物需要の伸び悩みが大きな課題となっており、特に国際貨物は07年度の取扱量が20万tに過ぎず、中部9県の潜在需要の70万tとは大きな開きがある。(加藤崇)

     
     
     
     
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