ネクスト（木下俊幸社長、大阪府枚方市）は３月４日、大阪産業創造館（大阪市中央区）でＡＴＯＵＮ試着体験会を開催した。

　パナソニックのベンチャー子会社であるＡＴＯＵＮ社のパワードウェア（装着ロボット）「ＡＴＯＵＮ　ＭＯＤＥＬ　Ｙ」の販売とレンタルを展開する同社。同ウェアは、腰の動きをセンサーがとらえ、パワフルなモーターの力で重量物を持ったときにかかる腰部の負担を軽減する。木下社長は、「中腰での反復作業が多い現場で最適な製品。作業効率を上げて、可能な限り長く働ける環境づくりができる」と導入メリットを説明。物流業界や介護、農業の現場など多くの作業場で導入が進んでおり、「作業者の負担を軽減することで職場環境が改善され、安定した人材確保につながるのでは」と続ける。

　本体の重量は４.５kgと軽量で、アシスト力は最大１０kg重を誇る。同社では、「まずはレンタルで試験的に１台導入されて、その後、本格導入の際に複数台を購入されるケースが多い」と導入事例を紹介する。

　また、ＡＴＯＵＮのオプション製品として腕補助用パーツ「ｋｏｔｅ（コテ）」を、今年１１月に発売する予定で、このほど実証実験をスタート。ｋｏｔｅのアシスト力は両腕で12㌔㌘重となっており、同社長は「用途に合わせて使い分けて頂ければ」と話している。

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