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物流ニュース
アサヒロジスティクス 女性の意見反映、女性専用トラック「クローバー」
2020年5月14日
アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、さいたま市大宮区)は3月24日、滑川福田センター(滑川町)で女性専用トラック「クローバー」の納車式を行った。
この女性専用トラック「クローバー」導入を第一弾とする同社の「クローバープロジェクト」は、女性ドライバーの活躍の場を広げ、気持ちよく働いてもらえる環境づくりを目指すという目的のもと、同社物流効率推進グループの朝日奈緒美マネジャーが発案し、昨年10月から始まった。朝日マネジャーは、同社の女性ドライバーに意見を聞き、他社の女性用トラックを見学するなど中心となりプロジェクトを進めてきた。
女性専用トラック「クローバー」は、名称であるクローバーを採り入れたオリジナルデザインをはじめ、機能面では運転席をぐるりと隠せるカーテンや、小物入れを設置し、同社女性ドライバーの意見が反映され、快適さを考えたつくりになっている。
また、実用面では、ラッシングベルトの収納フックを通常より低い高さに設置。同トラックに乗車する女性ドライバーからは「少し低いだけでも、すごく楽にベルトをかけられる」との声も聞かれた。
横塚社長はあいさつで、「物流業界は年々ドライバー不足が深刻化しており、今後も加速していく中で我々には、いかに女性・若者・未経験者にドライバーになってもらうかという課題がある」とし、未経験者向けの教育として同センターを開設したことや、若手に向けた運転免許取得支援制度を3年前から行っていることを話した。
また、「女性就業者は、わが社も3年前は業界と同水準だったが、様々な取り組みの結果、現在は女性就業者が5%に上昇し、86人のドライバーが働いている。今後は10%を目指している」とした上で、「今働いているドライバー、これから入社するドライバーに向けてアピールし、今後も働きやすい職場づくりを進めていきたい」と話した。
◎関連リンク→ アサヒロジスティクス株式会社
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