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物流ニュース
JAPPAとロジコンが業務提携、会員向けにサービスを案内
2020年4月21日
「自動車事故ゼロ社会」を目指し、運送事業者の事故防止の取り組みを支援する日本事故防止推進機構(=JAPPA、東京都中野区)はこのほど、運送業界最大級の資材購買サイト「うんそう繁盛net」を運営するロジ・コンビニエンス(佐野真二社長=写真右、兵庫県尼崎市)と業務提携した。今後、同サイト会員向けにJAPPAのサービスを案内していく。
ドライブレコーダーの映像を活用したコンサルで人気があり、弊紙連載でもお馴染みの上西一美氏(ディ・クリエイト)が理事長を務めるJAPPAでは、会員の運送事業者向けに、ドライブレコーダーの実際の事故映像を使ったKYT(危険予知トレーニング)用の教材(DVD)を毎月送付。事故原因についての解説がナレーションで入っており、ドライバーの集合研修や個別指導にすぐに活用できるのが特徴で、「安全指導を行いたいが、継続するのが難しい」と悩む経営者や運行管理者に人気だ。
伊藤健吾事務局長(同左)は、「会員の皆さんからは、『マンネリ化していた社内講習が盛り上がるようになった』『実際に事故が減り、保険料が大幅に削減できた』と喜んで頂いている」と自信を示す。
JAPPA入会前は年間20件以上あった事故件数が、10分の1の2件にまで減少した会員や、年間300万円だった保険料が教材を活用したKYT研修に取り組んだことで事故が半減し、同100万円まで低減できた会員など、各地で成果が出ているという。
会費は、上西氏が監修したKYT教材のDVDが毎月届く一般会員が月額3000円(税別)、12項目の指導監督指針に特化した教材がプラスされる運送事業者会員は同8000円(同)。
佐野社長は、「月額3000円という安価な会費で、事故の確率が下がるのであれば、弊社会員の皆さんにとって非常にメリットが大きいと感じ、積極的に入会を案内していくことにした」と説明。「安全運行が社内に浸透すれば、事故の減少だけでなく、燃費も間違いなく良くなる。費用対効果がここまで良いサービスはなかなかない」と絶賛する。
さらに、「運送業界の利益率は1%とも言われているが、10万円のコスト削減は1000万円の売り上げに匹敵する。事故を1件でも減らすことができれば、十分にお釣りが来るし、さらにエコドライブで燃料費も減らせる。経済情勢が混乱しているいま、事故防止は運送経営の安定には欠かせないはず。ぜひ活用して頂きたい」と付け加える。
◎関連リンク→ 一般社団法人日本事故防止推進機構協会
◎関連リンク→ 上西 一美氏ブログ
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