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物流ニュース
OCHIS 感染症対策と禁煙支援のポスターをリリース
2020年6月24日
ヘルスケアネットワーク(OCHIS)では、「感染症対策ポスター」と「禁煙支援ポスター」を同時リリースし、事業者からの問い合わせが大幅に増えている。偶然にも、新型コロナウイルスの感染拡大時期とリリースが重なり、「社内で出来る感染対策の1つの目安があれば」と切望していた事業者の強い味方となっている。
感染症対策のポスターに関しては、インフルエンザやノロウイルスなどの予防の観点から以前からリリースが計画されていたが、今年に入り新型コロナウイルスの世界的な流行を受け内容をよりバージョンアップさせた。作本貞子副理事長は「ポスター掲示だけでなく、社員の方に『見た』とサインをしてもらえれば、ポスターの内容も浸透し、社員教育の履歴として活用できる」と話す。
ポスターでは運輸業界に特化し乗務前後、休憩前など手洗いのタイミングを分かりやすく説明するほか、手洗いで洗い残しやすい部分などを紹介している。
作本副理事長は感染症対策・禁煙支援の2種類のポスターについて「OCHISで過去に調査したデータでは、男性ドライバーの喫煙率は57%と、成人男性の全国平均に比べて約2倍となっている。また、女性ドライバーの喫煙率も高い。新型コロナウイルスにかかりやすく重篤化しやすい因子として喫煙が挙げられている。喫煙行為は口に手を持っていくので、感染症にかかるリスクが高く要注意」と話す。
禁煙支援のポスターに関しては、「禁煙しても続かない」「今更タバコをやめたところで」となかなか禁煙に踏み切れない人の背中を押す内容になっている。「禁煙すると味覚・嗅覚が戻る、イライラなどの不安な症状が減少するなど、良いことがたくさんある」といったように、ポジティブな内容で構成されているのが特徴だ。「タバコはやめた直後から禁煙の効果が現れる。また禁煙に成功した人の多くは、過去に 何回も禁煙に失敗した経験を持つ方や、4月に改正健康増進法が全面施行されたことを機に、禁煙にチャレンジされる方もいるはず。失敗を恐れず、自分や周囲の大切な人のためにも禁煙にチャレンジしてみては」と話す。
また、新型コロナウイルスの感染予防だけでなく、生活習慣の見直しを行ってほしいと話す作本副理事長。「就寝中の酸素不足により免疫力などが低下するため、睡眠時無呼吸症候群(SAS)も新型コロナウイルスのハイリスク要因になる。現在、新型コロナウイルスの影響で健康診断を延長されている事業者の方も多いと思うが、この間の体調変化を見逃さず、自分自身でできる体調管理を行っていただけたら。特に現在多忙を極めるドライバーの方には、睡眠・休養をしっかり取り無理のないように過ごしてほしい」とする。
ポスターの掲示は「社内教育はもちろん、社外へ企業指針を示すためにも使っていただけたら」とした。
◎関連リンク→ NPO法人ヘルスケアネットワーク(OCHIS)
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