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    資金繰りが限界…新しい車両を売却する事業者も

    2009年3月3日

     
     
     

     運送事業者の中には、前年度よりも3割から5割の売り上げ減少というところも多く、売り上げの心配を余儀なくされている。こんななか、政府機関からの緊急融資で得た借入金なども底を突くといった運送会社も多いようだ。
     近畿を商圏にトラックの買い取りを進める事業者は、「年式の浅いトラックを求めるユーザーが増え、一部では年式の浅い大型ウイング車などが大きく値崩れするなど、市場が変化している」と語る。


     大阪府泉州地域でトラック買い取りを行う事業者は、「1回で5台、10台のトラックを買い取ってほしいなどの依頼も増えてきている。大阪府の流入規制問題による古い年式のトラックも多いが、最近では新車登録から2、3年余りのトラックの買い取りも多い。ユーザーに理由は聞けないが、資金調達などに困って手放す運送事業者も多く見られる。新しい年式の車両でも、今は国内でも売れる確率が低く、赤字になってまで買い取れないことから、現状の価格で購入する。しかし新しい車両、それも償却を早い段階で終えた車両を売る側の立場になれば本当に重苦しい気持ちになる」という。
     運送事業者にとって、トラックは命の次に大切なものだが、資金を確保するために身を削って売るような事業者も存在する。国の早期経済対策が行われなければ、多くの倒産が発生する可能性もある。(佐藤弘行)

     
     
     
     
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