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物流ニュース
コロナ禍でも「採用はやめない」
2020年7月13日
新型コロナウイルスの影響が、人材採用にも広がっている。
新卒の就活に関しては企業説明会や面接の中止が相次いでいる。
また、人材紹介会社の調査結果によると、中途採用で新型コロナウイルスの対策を実施している企業は約3割で、対策内容として中途採用を一時停止している企業は、外資系で22%、日系企業で5%となった。
食品関係の輸送を行う大阪府の運送事業者は「巣ごもり需要の影響からか仕事は忙しく、3月あたりからバス業界や自営業、給食関係の仕事をしていた方などに来てもらっている。皆、コロナの影響で仕事が激減したと言う。新車を購入する予定があるので、今後も採用を続けたい」と話す。
同社長は「厳しい時期でも採用はやめない。苦しい時に入社して来てくれる人は、頑張って会社に貢献しようとしてくれるし、定着する割合も高い。社員全員で耐え忍んで頑張れば、景気が回復してきたときには、大躍進となる可能性もある」とも話す。
景気が後退すると、採用市場はとたんに冷え込む。
選考途中でも採用を控える企業が増え、求人は減る。特に「今すぐ、というわけではないが、良い人がいれば採用したい」といったケースは減少する。
しかし、明けない夜はないように、いずれ景気回復の兆しも見えてくる。「中長期的に見て人材採用を止めてはいけない」と、あえて採用を継続する企業が多い理由は、そこにあるのではないだろうか。
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