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物流ニュース
ミツカンとレンゴー ホワイト物流へ効率化実験
2020年6月26日
ミツカン(愛知県半田市)とレンゴー(大阪市北区)は6月8日、共同でホワイト物流の実現に向けた取り組みを開始し、ミツカン栃木工場で使用する段ボールの物流効率化実証実験で、1日あたりの納入回数を約2割削減できることを実証したと発表。
深刻化が進むトラック運転者不足やCO2削減をはじめとした環境問題への対応の取り組みの必要性が高まる中で、両社は社会的価値の創造、全体最適の観点から、物流の諸課題を情報の緊密かつ効率的な共有で解決することを目指した実証実験を行った。
従来、ミツカン栃木工場からの発注に合わせて、レンゴー小山工場からその都度、段ボールを納入していた。その結果、日によって納入時間、積載量にばらつきがあり、低積載率での輸送や配送便数の増加につながっていた。
実証実験では、ミツカンは栃木工場における生産計画や在庫情報を開示・提供し、レンゴーは開示・提供情報に基づき、物流効率を第一に考えた配送計画(納入・配送予定表)を作成。両社が実証実験フローの運用により配送効率化と、実証実験フローの実運用の可能性を検証した。実証実験の結果として、期間中の平均便数は5.4便/日(従来は6.6便/日)、また納入数量の平準化により配送便数が約2割(1.2便/日)削減した。便数削減による削減効果として、トラック運転者の労働時間削減数値は480時間/年、CO2の削減数値は6.07t-CO2/年。
両社は今回の実証実験結果をもとに、さらにデジタル化を活用することにより、ミツカンの他工場やレンゴーの他の取引先へも広げ、持続可能な社会づくりに貢献するとしている。
◎関連リンク→ 株式会社ミツカン
◎関連リンク→ レンゴー株式会社
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