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    川口秀夫さん 渡米して臓器移植へ

    2009年3月16日

     
     
     

     難病に侵され、余命半年の宣告を受けていた運送会社従業員の川口秀夫さん(43歳、本紙:平成20年12月1日号既報)が4日、臓器移植のため渡米した。


     大阪府松原市の運送会社の従業員である川口さんは昨年6月、出張中に突然倒れ、病院に緊急搬送された。緊急手術を受け一命を取り止めたものの、原発性硬化性短肝炎と診断され、医師からは余命半年の宣告を受けていた。
     治療には海外で肝臓移植をする以外に道は残されておらず、渡航費、滞在費、予備治療費などを含め計7500万円が必要となっていた。
     川口さんの勤める会社や友人が中心となって支援する会を発足させ、募金活動やTシャツ販売、チャリティーイベントなどを積極的に展開。このほど目標金額にめどが立ち、ニューヨークの病院に45万ドルの手術代と入院費の支払いを済ませ、渡米して臓器移植を待つこととなった。
     奥さんと子供2人と生活し、入退院を繰り返していた川口さんは体調を崩し、大阪市内で開かれた壮行会には参加できなかったが、映像メッセージで「全国の皆様に支えられてアメリカへ渡航することができます。必ず手術を成功させ、皆様の前へ笑顔で会いに行きたいです」と述べた。
     支援する会の豊田弘治代表は「感謝の気持ちでいっぱい。川口君はこれからがスタート。手術の成功を祈っている」と話した。
     (大塚仁記者)
    関連リンク:川口秀夫君を支援する会

     
     
     
     
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