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    <環境ロードプライシング>阪高湾岸線の通行料が約半分に

    2009年3月17日

     
     
     

     兵庫県尼崎市を通る、国道43号沿道の環境改善策を話し合う住民と国・阪神高速との会合が6日、同市内であり、阪神高速3号神戸線と同5号湾岸線に料金格差をつける「環境ロードプライシング」(環境RP)の拡充策が合意に達した。
     ETCを装着した大型車に限り、4月の早い時期から通常料金のおおよそ半額で通行できるようになり、半額もの大幅な割引率は環境RPでは異例といえる。


     同地域の環境RP拡充は、43号と3号神戸線から排出される窒素酸化物・浮遊粒子状物質を取り除くための最重要施策で、43号をナンバープレートにより流入を規制する施策の前提にもなっている。大型車を政策誘導する動きが本格的に始動しだした。
     会合では、国・阪神高速側が環境RP案を提示し、住民側がこれを了承。拡充策では、同県西宮市の五号湾岸線鳴尾浜から大阪市の天保山までの阪神東線部分にも、環境RPの対象区間が拡大された。環境RPの割引率は一律30%に設定され、曜日・時間帯割引も設けられた。例えば、鳴尾浜―天保山を通行した場合、通常の大型料金1400円が、平日で時間帯により950円から780円、土・日・祝日は一律780円に引き下げられる。
     割引対象の大型車は、最大積載量5t以上または車両総重量8t以上のトラックか乗車定員30人以上のバスで、阪神高速の料金区分上の大型のみ。最大積載量5t未満で車両総重量8t未満のトラック(1または8ナンバー)や定員29人以下のバス(2ナンバー)も9月までに割引対象として検討する。
     住民側の弁護士は「1、8ナンバーの大型車の数が多い。対象を広げて約1万台の湾岸迂回を図ることで、はじめて環境基準を満たすことになる」と発言し、引き続き環境RPの充実を図るよう要望。割引による阪神高速の減収は国と会社で確保し、継続して実施することも報告された。
     この地域での環境RPの実施は、人口の多い43号や3号神戸線を通行する大型車を、海岸部で人口の少ない5号湾岸線へ政策誘導するもの。住民と国・阪神高速の間で03年に合意した公害等調整委員会のあっせんでは、43号を通行する大型車をナンバープレートごとに通行規制する方向性が出されているが、昨年7月に警察庁は「規制の前提となる迂回路の設定が不可欠」との見方を国交省に回答していた。(西口訓生記者)

     
     
     
     
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