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物流ニュース
炎上商法に学ぶ トラブル起点にプラスへ
2020年10月15日
「炎上商法」という言葉がある。あえて非難を浴びるような振る舞いや行動を起こして注目を集め、結果的に自社の利益につなげるという手法だが、「悪名は無名に勝る」という言葉があるように、良くも悪くも関心を集める行為は、それに見合った影響力をもたらすということだろう。
愛知県に本社を構える運送事業者ではある日、配車担当者とドライバーとの間でトラブルが発生し、口論へと発展。配車担当者による「配慮した上での連絡」の意図がドライバーにうまく伝わっておらず、互いの意思がすれ違った末でのひと幕だった。
社内には不穏な空気が漂ったが、その様子を目撃した同社の40代の経営者は当事者2人のやりとりを見守りながら、内心では「良い傾向」と感じていた。
同氏はかねて社内の人間関係の悪循環を懸念しており、その主な理由を「それぞれが思ったことを口にできていない」と分析していたことから、感情的なやりとりだったとはいえ意見のぶつかり合いは歓迎すべき兆候だと判断したためだ。
「口論でもなんでも良いから、議論を重ねることが肝要」と力を込めた同氏はその後、2人にフォローを入れつつ互いのコミュニケーション不足を指摘したというが、「ぶつかり合ってこそできる人間関係がある。トラブルを起点にプラスへとつなげるという意味では、炎上商法に通じるものがあったのかもしれない」と語っている。
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言いたい事を言えばいい?
文句言った者勝ちだよーと常に配車に言いたい事をいい続けた奴は だんだん 仲間や同僚から距離を置かれてる。
因に、そんな彼も言いたい事を言えばいい!文句や不満も言えばいいと口にしてたな!
言っていいことと悪い事の区別が出来ない奴も多々いるのに。