-
物流ニュース
マネーコミュニケーションズ 申請当日に給与受け取り可能「プリポケ」
2020年8月26日
伊藤忠商事100%子会社で金融サービス事業を展開するマネーコミュニケーションズ(鬼丸省一社長、東京都港区)は、給与前払いサービス「プリポケ」において、6月にGMOあおぞらネット銀行が提供する銀行APIとの連携を開始した。
これによって、利用者は申請当日に給与を受け取ることが可能となった。昨年夏に「プリポケ」のサービスをスタートした後に、鬼丸社長は「スピードが重視されているので、リアルタイムでの入金を可能にしたい」と準備を進めていたものが、今回の連携で実現した。
田中信営業部長は「弊社の給与前払いサービス『プリポケ』はこれまで、小売業界を中心に利用者を獲得しているが、物流業界にも力を入れている」とし、「物流業界では特に倉庫事業者の方に話を聞いてもらっているが、まだまだ認知されていないので強化していきたい」としている。給与前払いサービス「プリポケ」は、スマートフォンアプリなどによる申し込みで、給料日を待たずに働いた分の給料を受け取れるサービスで、24時間・365日、申し込みできる。企業にとっては、人材確保の効果が期待できることから、多様な業種での導入が急速に進んでいる。
「プリポケ」では利用履歴を確認できるので、利用可能額を確認しながら、計画的な利用が可能。また、現在提供しているサービスに加えて、元請け企業から個人ドライバーに支払われる配送報酬も、給料の前払いと同様に、早くお手元に届けるというようなフリーランスという働き方に対応したサービスも検討している。
同社では「『直接払いの原則』を重視している。他の会社のシステムだと『立て替えて支払う』ということが珍しくないが、これは形を変えた融資になりかねない。給料は雇用主様からのお支払いでなければいけない」とし、「グレーなことはできない。したがって、弊社では雇用主様の給与前払い業務を委託で受ける形としている」と、伊藤忠商事のグループ会社としてコンプライアンス順守を重視してサービスの提供を行っていく考えだ。
◎関連リンク→ 株式会社マネーコミュニケーションズ
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ