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物流ニュース
竜製作所 インヴィア社と業務提携、物流システムを製造販売
2020年9月3日
専用機メーカーの竜製作所(石田恭一郎社長、愛知県名古屋市)は8月5日、インヴィアロボティクス(米・カリフォルニア州)との業務提携契約の締結を発表。同社開発の倉庫内自動走行ロボットを使った物流システムの日本およびアジアでの販売・製造を担うことを明らかにした。
この物流システムはインヴィア社がモバイルロボットと、AI(人工知能)を搭載したソフトウェアの掛け合わせによる倉庫内での運搬作業自動化・効率化の提案として2016年に発売以降、米国ではeコマース事業を中心に800台ほどの販売実績がある。
倉庫内の棚・箱などに貼られたQRコードからロボットが自己位置の判断・指示商品の入った箱の判別・運搬のほか在庫の配置の最適化、返品処理なども行うことができ、従来の5倍ほどの物量対応が可能。また、各社のWMS(倉庫管理システム)に即応するシステムを作成するため、各社の倉庫事情に対応可能であることもメリットとして挙げられた。
竜製作所では、このシステムの拡販に向け、10月をめどに大府市内にある同社工場の近郊にデモ機を置いた模擬倉庫の開設を進めるほか、年内に4人のシステムエンジニアの採用も予定し、当初1年間で100台の販売を目標としている。
石田社長は「このシステムは、従来の専用機の延長線ではなく全く新しいもの」と語り、3年以内に1000億円の売り上げを目指す、と積極的な姿勢を示した。
◎関連リンク→ 株式会社竜製作所
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