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物流ニュース
上新電機と三井倉庫ロジ 物流網の再構築に着手
2020年8月28日
上新電機(大阪市浪速区)は8月7日、三井倉庫ロジスティクスと共同で「物流センター開設プロジェクト」を設置し、物流網の再構築に着手したと発表。
上新電機のリアル店舗とEC販売の相乗効果により、顧客へより魅力ある買い物の機会の提供と商品の安定供給を企図し、阪急阪神不動産と三菱地所が、共同で開発する大型物流施設「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都(A棟)」(大阪府茨木市、倉庫面積3万5090坪)の全フロアを三井倉庫ロジスティクスが賃借の上、両社の経営戦略の1つである物流改革を推し進めることが目的。上新電機の新設大型ロジスティクスセンターとして、2021年夏頃から稼働開始、翌年春頃から本格稼働を予定している。
新設する大型ロジスティクスセンターは、名神高速道路「茨木IC」まで約2.5キロ、新名神高速道路「茨木千提寺IC」まで約6.5キロ、名神高速道路・中国自動車道・近畿自動車道の結節点「吹田JCT」まで約5.2キロ、国道171号の主要幹線道路にも近く、幅広い地域をカバーできる立地。将来のビジネス伸長性を考慮した物流環境の配備より広範囲の販売戦略が展開できる約3万5000坪の倉庫スペースを誇る。また、次世代物流を見据えたサステイナブルな物流設計として、複数倉庫の一拠点化やリアル店舗とEC販売の相互補完による販売チャネルの多角化と追随を考慮したシームレスな在庫一元管理IoT、AVG、物流業務補助システム、AIなどを活用した最新鋭の物流業務プロセスを導入し、リアル店舗とEC販売の特性を取り込み、ビジネス複雑性を軽減するITシステムを構築。
さらに、ロボティクスを含む倉庫業務運営の合理化業務処理自動化率の向上による労働者人口の減少リスクの低減を図るほか、災害リスクへの備えでは、免震構造による倒壊リスク等の軽減、湾岸エリアから内陸エリアへの移設による津波リスク等の軽減を実現させる。
◎関連リンク→ 三井倉庫ロジスティクス株式会社
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