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物流ニュース
センコーグループHD UACJ物流を子会社化
2020年8月31日
センコーグループホールディングス(福田泰久社長)は8月27日、国内市場において公募形式によるグリーンボンドの発行を予定していることを発表。また同グリーンボンドとは別に、国内市場において公募形式による普通社債(10年債)の起債も予定している。
同社グループは人を育て、人々の生活を支援する企業グループとして、物流・商流事業を核に、未来を動かすサービス・商品の新潮流の創造にたゆみなく挑戦し、真に豊かなグローバル社会の実現に貢献することをグループのミッション&ビジョンとして掲げ、事業活動を行ってきた。現在同社グループでは、2021年度までの中期経営5か年計画「センコー・イノベーション・プラン2021(SIP21)」に取り組んでいる。SIP21 では、「企業の社会的責任(CSR)の重視」を経営方針のひとつとし、グループCSRの中期方針を策定した。このグループCSRの中期方針では、①環境活動②安全活動③健康活動④社会活動それぞれについて重点施策を掲げ、取り組んでいる。
その中で同社は、東海エリアにおける物流の効率化とモーダルシフトの提供を通じたグリーン物流の推進のため、岐阜羽島PDセンターと湾岸弥富PDセンターを建設する計画を進めている。物流の効率化やグリーン物流の推進は、温室効果ガスの削減に資するものであることから、地球環境に対する同社の姿勢をより明確に示すために、PDセンター建設資金をグリーンボンドの発行により調達し、建設を推進することとしたもの。
またセンコーは8月28日、世界トップクラスのアルミニウム総合メーカーであるUACJ(石原美幸社長)のグループ会社で、重量物の輸送事業などを行っているUACJ物流(福井裕之社長)の66.7%の株式を取得し、今年12月に子会社する予定だと発表。同28日付でセンコーとUACJの間で株式譲渡契約を締結した。
UACJ物流は国内に8か所の営業拠点を有し、アルミニウム関連、伸銅品などを幅広く輸送。小型から大型、トラクタヘッドまで多種多様な車両を約100台保有するとともに、本社に整備工場を併設して自社車両の安全運行体制を支えている。
センコーはUACJ物流を子会社化することで、重量物輸送を得意とするセンコーエーラインアマノと連携したさらなる事業拡大や生産性の向上、センコーグループの輸送力の確保と増強、UACJグループとの取引拡大などを図ることができる。UACJ物流は、センコーが持つ多くのリソースとノウハウを活用しながら、さらなる事業の発展を図っていく。
◎関連リンク→ センコーグループホールディングス株式会社
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