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物流ニュース
カーレントサービス M&Aによるシナジー効果を最大化へ
2020年9月16日
カーレントサービス(保坂高広社長、大田区)は、重量物・設備の輸送から設置、オフィスのデザイン・設計から移転まで、そして海外への工場移転のサポートなど、幅広い物流サービスを手掛けている。同社では、シナジー効果の最大化を図るため、自社の成長戦略の根幹にM&Aを置き、積極的な取り組みを行っている。
今年3月には、流通加工を得意とする渡辺梱包運輸(大田区)の全株式を取得し、連結子会社化した。
さらに、5月には重量物輸送を得意とする鷹栖運輸機工(鷹栖揚輔社長、栃木県大田原市)の全株式を取得、グループとして迎え入れた。
同社は、総合重工業メーカー、橋梁メーカー、総合エンジニアリング、プラント建設という幅広い領域で、重量物輸送や工場内物流請負事業を展開しており、15トンユニック車を中心に37台の特殊車両と約1700坪の車両基地を保有、従業員は34人で直近の売り上げは5億円を計上している。
「クライアントのサプライチェーンに大きく貢献するだけでなく、各種プラントやインフラ領域のソリューションを拡充することで、参入障壁を高めていき、競争優位性を構築することができる」という保坂社長の考えと「成長スピードを上げるには自社だけの努力では難しい」という鷹栖社長の考えが一致し、今回のM&Aにつながった。
今後、同社はカーレントグループの一員として、さらなる顧客のニーズに対応していくとしている。
今回のM&Aでカーレントサービスは、従業員数200人、保有トラック120台、拠点は9拠点目となり、年商は30億円を突破する。
「橋梁の建設機材の輸送だけでなく、ゆくゆくは設置まで行っていきたい」と話す同社長は、「3年後の令和5年には、車両200台、拠点は20拠点、そして年商は50億円を達成したい」と意気込んでいる。
◎関連リンク→ 株式会社カーレントサービス
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