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物流ニュース
過去5年間の事故データ 時間帯は午前に注意、人・物とも40代最多
2020年10月26日
岡山県トラック交通共済協組がまとめた過去5年間の事故データによれば、10歳刻みの年齢別で「40歳代」のドライバーによる事故が対人、対物とも最多となっていることがわかった。死亡事故の件数も同様で、高齢ドライバーによる事故が社会問題になるなか、働き盛りの年代にも安全意識の再徹底が求められそうだ。
同協組の組合員車両が関係した5年間の事故は対人596件(死亡16件)、対物2187件。このうち40歳代のドライバーによる事故は対人154件(25.8%=死亡5件)、対物584件(26.7%)と6つに区分した年齢別でいずれも最多。次いで「50歳代」が対人141件、対物574件と肉薄しており、そのほかの区分は少し開きが見られる。また、「30歳代」による対人事故は58件にとどまっているが、死亡事故が40歳代に次ぐワースト2(4件)になっている点が懸念材料だ。
事故が発生した状況別では、対人の55.7%となる332件が「追突」で、対物も「追突・後退時」が991件(45.3%)と相変わらず最多。時間帯で見ると「午前6時~正午」の事故が対人264件(44.3%=死亡6件)、対物1062件(48.6%)と目立っており、正午に近づくほど発生件数が増える傾向を示している。
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単純に若いドライバーが少ないから、こうゆー結果になるのでは?
やはり、年代的に40代のドライバーの人数が多いのでこのような結果になるのでは?
荷主や運送会社のドライバーの使い方に問題あり。
荷主は標準運賃の半額しか払わないクセに、各々の時間指定や各々の会社内の自己的なルールの徹底を運転手に求めたがる。
そういう荷主に限って自社便を持たずに傭車頼りのクセにいつまでも「仕事をやってる」感が抜けない。
運送会社は運賃の交渉スキルもないクセに、また運転手に標準運賃での給料を支払えないクセに、荷主の要望を精査せずに運転手に指示する。
そこにコンプラ重視があってもそれを遵守するには実質的な問題があっても運転手に「言うだけ」の対策をとる。
高速の深夜割引なんかは、荷主や積み降ろし時間や渋滞も関係なく運転手に求める。
バラ荷や不安定な荷物、時間不規則な積み降ろしはある程度のベテランでないとムリ。
すると40代に配車がかかる。
あのね、そりゃ事故るって。