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    【高速道路1000円】渋滞増加で物流に支障

    2009年5月20日

     
     
     

     「通常、高速道路なら5時間で行けるところが、10時間もかかった。ゴールデンウィークは、仕事にならない」。近畿地方のドライバーの声だ。
     同期間中の渋滞状況は、西日本高速道路など全国の高速道路各社によると、10km以上の渋滞が今年は414回(昨年は215回)、うち30km以上の渋滞は58回(同28回)となっている。なかでも2日、東名高速下り松岡BS(バスストップ)から発生した66.4kmの渋滞が最長。


     渋滞増加の原因は、もちろんETCの1000円割引。「遊んでいる人間が渋滞に巻き込まれているならいいが、こっちは仕事。なんとかならなかったのか」と憤慨する前出のドライバー。
     同地方の運送会社社長は「これで、どれだけ運送事業が軽く見られているのがわかった。これだけの渋滞を起こせば、物流システムがメチャクチャになるのは、最初からわかっていたはず」と指摘する。(小西克弥記者)

     
     
     
     

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