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物流ニュース
【とことん、コスト削減(9)】通信費の削減、廃車時に一工夫…
2009年6月5日
サーラ物流(伊藤光夫社長、愛知県宝飯郡小坂井町)は、通信費削減を目的にソフトバンクモバイル携帯電話を250台導入。ドライバーや事務系職員に携帯させ、社内連絡手段として活用している。同社の試算では600万円近いコスト削減になると見ている。
これまではドライバーが事務所に電話する際、受け手側が料金負担するフリーダイヤルを使っており、月間数十万円の電話代が発生していた。これをSB携帯に切り替えて、SB端末間の電話代が一部時間帯を除き無料となるホワイトプランを導入。事務所スタッフによる営業所間の連絡にも活用、固定電話の使用頻度を大幅に減らした。250台という大口契約のため、端末代金も格安だった。また、個人にダイレクトに連絡できるため「社内連絡が円滑になった」と、別のメリットも出ている。
車両維持管理にかかるコストを削減している企業もある。冷凍・冷蔵輸送を行うクラショウ(倉田隆元社長、静岡県湖西市)は、保冷装置の修理をできるだけ自社で行っている。トラックを廃車にするときに保冷装置のコンプレッサーを取り外し、ガスなどの部品を常時保管。同業他社からも部品を引き取っている。故障には24時間体制で自社対応している。出張修理費用を削減できるほか、ドライバーの労働時間の短縮にもつなげている。(中道幸男記者)この記事へのコメント
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