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物流ニュース
ニチレイロジと豊田自動織機 冷蔵冷凍自動フォークリフト実証実験を開始
2020年11月11日
ニチレイロジグループ本社(梅澤一彦社長、東京都中央区)と豊田自動織機(大西朗社長、愛知県刈谷市)は10月8日、冷凍倉庫内の厳しい作業環境下におけるフォークリフト作業の自動化を実現するため、冷蔵・冷凍自動運転フォークリフトの実証実験を開始したと発表。期間は10月から2021年9月までを予定している。
これは、同社が取り組む業務革新の一環として、冷凍環境下のような厳しい条件下での作業による人手不足を懸念して行っているもので、自動運転機器の導入は、2018年度から子会社のキョクレイ大黒DCで実施している。
ニチレイロジグループ業務革新推進部長の北川倫太郎氏は「今回は、温度差のある中で、結露や靄の影響を受けずに作業できる冷蔵冷凍自動フォークリフトの国内初の実用化を目指す」とし、「弊社で大半を占める自動化機器の導入が難しい既存倉庫は、自動運転フォークを導入することで省力化が実現できる」としている。
また、豊田自動織機物流エンジニアリング主査の阿曽操氏は、「冷蔵・冷凍自動フォークリフトを開発するにあたり、マイナス25度の温度帯での耐久性はもちろん、7度とマイナス25度の温度差での走行を可能にしなければならない」とし、「耐久性やセンサーへの影響をクリアするための結露や靄の対策や有人フォークリフトとの共存の検証を行って、早急な製品化を目指す」考えだ。
◎関連リンク→ 株式会社ニチレイロジグループ本社
◎関連リンク→ 株式会社豊田自動織機
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