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物流ニュース
事業承継に安堵 信頼できる従業員に託す
2020年11月6日
大阪府で中長距離輸送を展開している運送事業者の会長は、事業継承ができたことに安堵している。
同会長は長年、運送会社を経営し、年々厳しくなるコンプライアンスに対応してきたが、年齢のことも考え、事業を譲渡しようと考えていた。
なかなか譲渡先が見つからない中で、社員の中に事業を受け継ぐ人材が出てきたことで、株式を100%売り、会社を任せることになったという。
「代表権もすべて渡すので、後はいま働いている社員と一緒に頑張ってやっていってほしい。借金がなかったことで、継いでくれる人材の負担も少しは軽くなると思う」。
同会長は、M&Aも視野に入れていたが、長年ついてきてくれている従業員のことを考えると、進めることはできなかったという。「いきなり代表者が第三者に変われば、従業員も戸惑う。それならば社内で信頼のある従業員に任せることができれば、他の従業員も安心できると思った」とし、「しばらくは会社に顔を出すが、これからは、いままで以上に一丸となって仕事をしていってもらいたい」と社員への思いを話す。
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