-
物流ニュース
KOMPEITO 「オフィスで野菜」全国展開、農産物の流通改革
2020年11月11日
消費者と生産者をつなぐ新たなチャネルを通じて、農産物の流通改革にチャレンジするKOMPEITO(渡邉瞬社長、東京都渋谷区)は10月から、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の本格的な全国展開を開始した。
北は札幌から南は那覇まで、独自の物流網構築で配達エリアを拡大。各地の新聞販売店や牛乳販売店など、提携先のスタッフが直接商品を届けて、消費期限の管理や集金などを行う。
まずは、10月から北海道、静岡県、岡山県、沖縄県、11月から岩手県、京都府にて配達開始が決定しており、その後も順次エリアを拡大していく。
このように、同社の物流網は、各地の新聞販売店や牛乳販売店と提携することによって、全国で直接配達ができるようになった。同社が1番はじめに提携した牛乳販売店は、日本創発グループの明和物産(相津明幸社長、東京都中央区)で、今年で提携7年目となる。
乳製品を中心とする宅販サービスを基幹事業としている明和物産は明治乳業の販売店として、東京都の西側を中心に、神奈川県と千葉県の一部のエリアで、乳製品をメインに様々な食材の宅配並びに販売を行っている。
KOMPEITOとの提携について、相津社長は、「将来のことも考えて、乳製品以外の食材も取り扱うことにした」とし、「基本的に個人宅に届けるだけだったので、今後は法人にも力を入れようと考えて提携。ほかの食材宅配も展開していきたい」という。
さらに、窓口を務めている小玉浩志マネージャー(写真左)は、「『オフィスで野菜』を配達することで、オフィスに乳製品も届けられるメリットがあるほか、我々の約1万8000件の顧客にもKOMPEITOの商材を販売することができるメリットがある」としている。オフィスに野菜や惣菜を届ける「オフィスで野菜」は、オフィスに冷蔵庫(冷凍庫)を設置するだけで、健康と美味しさにこだわったサラダやフルーツ、惣菜などが定期的に届けられる。コロナの影響により、社会は急速にリモートワーク化が進んでいるが、KOMPEITOによると、「ここ数か月で新規の導入が増えており、売り上げも、過去最高となっている」という。
◎関連リンク→ 株式会社KOMPEITO
関連記事
-
-
-
-
「物流ニュース」の 月別記事一覧
-
「物流ニュース」の新着記事
-
物流メルマガ