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物流ニュース
トラステックスHD 人材派遣事業部を新設
2009年6月26日
トラステックスホールディングス(斉藤正継社長、大阪府門真市)は5月初旬から、新たに人材派遣事業部を設置。市場環境の対応を目的に、配送業務だけでなく流通加工や倉庫内作業などの物流に関するトータルソリューションサービス展開を強化する。
同社常務執行役員で、人材派遣事業部長に就いた安部功治氏は「人材派遣業を通じて物流に付随するものをトータルに提供できる体制を築く」とし、「日に1500人を動かす事業規模までに成長させていく」と意気込む。
人材派遣事業部は全国に構える既存の支店などを活用し仙台支店、東京支社、多摩支店、中京支店、同社本社、福岡支店に設置。これまでの物流関連業務のノウハウを切り口に荷受けから配送、流通加工のほか、ピッキングなどの庫内作業などを請け負っていく。
従来、軽貨急配の業務請け負いとして事業を手掛けていたが、安部氏は「今まではお客様の要望に付随する作業だけを行っていた。それを考えるとニーズは確かにある。ニーズの深掘りを図り事業拡大に努めたい」という考えだ。
今後は「年間50億円規模の売り上げ確立を目指す」とする安部氏は、「物流の専門知識を生かし、社会保険などを含めたコンプライアンス重視のサービス提供に努めたい」。具体的には「ニーズを的確に把握する必要がある。お客様はタイムリーに人材を適材適所で求めてくる。そのためには閑散期や繁忙期の季節に応じた人材の需要バランスが要となる。当社としても人材を確保できる体制を高めたい」と語る。
総合的な人材派遣サービスの展開を目指し、ドライバー派遣も行うという安部氏は、「有料職業紹介事業も今後は考えていきたい」とし、「あらゆる要望に応えられる体制を構築し、経営の合理化や効率化にお役立てできるよう努めていく」と語る。(山田克明記者)この記事へのコメント
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