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物流ニュース
シーエムオー 大阪物流経営講座、就業規則制定を重要視
2020年11月30日
【大阪】物流専門の経営コンサルタント、シーエムオー(川﨑依邦社長、大阪市北区)は10月27日、大阪物流経営講座をユーズ・ツウで「労務管理の基本とケーススタディ」をテーマに開催。
川﨑氏は「コロナ禍で前年対比平均10%は売り上げが落ち込んでいる。その中で労務トラブルが頻繁に起きているが、どう会社を守っていくかを考えないといけない」と強調し「2022年が勝負の年になってくる。会社を守りながら成長させていくことを考えてほしい」とコンサルタントとの視点から述べた。
労務トラブルの実態とその対策では3つのパターンとして労働基準監督署からの「是正報告」、弁護士からの通知文、「1人でも入れる労働組合」のパターンを紹介して「残業未払いのトラブルは、労働時間の管理と給与体系が争点になる。トラブルになぜなるかを考えて取り組んでいかないと大変なことになる」と指摘した。
また、働き方改革労働時間管理では経営者側と従業員側で待機時間の考え方の違いから裁判になった事例を紹介し、自己申告制による労働時間管理ルールや労働時間管理表、時間外手当計算表などを解説して「休息の定義をお互いに確認し、理論武装のために労働時間を把握していかないといけない。些細なことでトラブルになるので、話をしながら納得のいく形を模索する必要がある」と述べた。
就業規則作成のポイントでは、解雇有効事例を紹介して解雇ルール、試用期間ルール、休職ルールを作る重要性を解説し「頑張っているドライバーが報われるためにどのようにしていくかを考え、法律的にクリアできる労働時間のカウントルールや就業規則の制定がますます重要視される」と持論を述べた。◎関連リンク→ 株式会社シーエムオー
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