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物流ニュース
協同組合アツリュウ AIによる自動配車システムの講習会を開催
2020年11月27日
協同組合アツリュウ(藤木幸二理事長)は10月23日、「AIによる自動配車システム講習会」を開催した。
講習会は、同組合の青年経営者の会(鈴木信一会長)が企画。講習は2部で構成され、第1部はオプティマインド(松下健社長、愛知県名古屋市)から、SaaS事業部営業チームの矢吹賢氏が登壇。「AIによる物流、配送ルート最適化ソリューション~人材不足、配送効率化への解決策のご案内~」と題して、同社の配車システム「Loogia(ルージア)」を紹介した。Loogiaは、ラストワンマイルに特化したルート最適化サービス。配車・配送計画をAIが計算することで、誰でも簡単に最適なルートを作成できる。配送ノウハウをAIが学習し、よりスムーズな配送を実現する。また、配送先の時間指定はもとより、左付け、通りたくない道の指定など、現場制約を考慮することが可能。
第2部は、ライナロジクス(朴成浩社長、千葉県市川市)の佐藤あすか営業部長、営業部の岸川智哉氏が登壇。「なぜ、今、現場で自動配車なのか~自動配車のトレンドとAI自動配車サービス『ライナクラウド』のご紹介~」と題して講演した。自動配車が求められる背景を解説した上で、同社の自動配車クラウドサービス「ライナクラウド」を紹介した。ライナクラウドは、コスト最小=最適を目指す自動配車システム。燃費、人件費、減価償却費などをモデル化し、現実的でコスト削減効果の高い配車計画を立案。AIによる完全自動配車により、ワンクリックで積載上限や稼働時間を厳守した最適な配送計画を作成できるとした。また、軒先条件などの現場で見られる多様な配車条件を標準でカバー。カスタマイズを最小限に抑えることが可能となっている。
鈴木会長は、講習会終了後に取材に応じ、「第1部は配車を簡略化して、誰でも出来るものとすることで、経験のない人材の教育に役立つ。第2部は、より経営者・管理者の目線に落とし込んでいる印象を持った」とし、「各社でカラーが異なり、興味深い研修会になった」と述べた。
◎関連リンク→ 協同組合アツリュウ
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