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物流ニュース
ピー・シー・エス フォークリフト用バッテリーの「リチウムイオンバッテリー」への載せ替えサービスを開始
2020年11月16日
フォークリフトのレンタル、中古販売・買取を手掛けるピー・シー・エス(永尾政憲社長、神奈川県相模原市)は、バッテリー式フォークリフトの鉛バッテリーをそのままリチウムイオンバッテリーに載せ替える次世代「リチウムイオンバッテリー載せ替えサービス」を11月16日から開始した。
同社が提供する高性能な「リン酸鉄系リチウムイオンバッテリー」は、鉛バッテリーと比較して約3倍の長寿命を実現。鉛バッテリー同等の費用での提供を実現したことで、イニシャルコストの低減に寄与する。
同社の担当者はリチウムイオンバッテリーの特徴として、「約3倍の長寿命」「充電時間が鉛の約1/2」「継ぎ足し充電が可能」「補水不要でメンテナンスコストゼロ」の4つを挙げる。「リチウムイオンバッテリーは、最後まで電力を安定供給するため、鉛バッテリーのように電圧の低下で性能が落ちる心配がなく、ブレのない能力で作業効率を向上させる」とし、「中でもリン酸鉄系は熱安定性が高く安全性にも優れており、費用を鉛バッテリー並みに抑えられるのもメリット」と付け加える。
また、「繁忙期における急な業務の追加でも、短時間の補充電で対応が可能」とし、「繰り返し充電できるリチウムイオンバッテリーの特徴を活かし、休憩時間などの短時間による補充電で、フォークリフトの連続稼働時間を伸ばすことが可能になる」と説明する。
なお同社のリチウムイオンバッテリーは制御装置(BMS:Battery Management System)を搭載しており、バッテリーの「保護(過充電・過放電防止)」「状態監視(電圧・電流・温度)」「最適化維持(寿命・パフォーマンス)」に加え、GPS機能を使って稼働状況をリアルタイムに把握できる。「電池の電解液(希硫酸)が必要ないため、液による場内路面の損傷や汚染による環境リスクも低減される」とも。
同担当者は「現在、バッテリー式フォークリフトが多く使われている工場・倉庫では、稼働時間の長時間化やコストダウンが望まれている」とし、「特に、フォークリフトを長時間稼働させる作業現場では、スペアバッテリーを用意し、都度載せ替えを行うなど多大な手間とコストがかかっている」と指摘する。
同社では、このようなユーザーの利便性を向上させるため、使用中のバッテリー式フォークリフトに、そのままリチウムイオンバッテリーを載せ替えるサービスを提案。同担当者は「購入だけでなく、初期費用ゼロで導入可能な毎月定額のレンタルでもご利用いただける画期的なサービス」と自信を見せる。
詳細は同社公式ページ: https://www.p-c-s.co.jp/
リチウムイオンバッテリー特設サイト: https://www.p-c-s.co.jp/liionbattery
問い合わせは、0120-41-4983
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