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物流ニュース
三菱商事「Roboware」 希望に合わせて月額制でロボットサービス提供
2020年12月3日
新型コロナウイルス流行を経てウィズコロナを想定した業務形態が模索されている。物流業界においても、従来の増加し続ける需要への人手不足対策だけでなく、「密」とならない形態での物流現場構築に新たな価値が生まれつつある。一方で中小企業の多い物流業界では、新車のトラック以上の価格となるケースもあるロボットには手を出せなかった企業も多い。
三菱商事物流開発部はブリッジダウン・エンジニアリングと提携し、月額制ロボットサービス「Roboware(ロボウェア)」を展開している。同サービスは物流開発部が集めたロボットをユーザーの希望に合わせ提供するというもの。
買い切りだけではなく月額料金の従量課金制でレンタルする(RaaS)形態も採用し、買い切りとは異なる導入口を設け、従来見られなかった導入コストを実現している。
物流波動に合わせた最適なロボット数の調整など、ユーザー事情に合わせた柔軟性の高いデジタルトランスフォーメーションを可能にしている。ラインアップの中には三菱商事ロジスティクス京浜事業所で実証実験を経たロボットも含まれており、現場で活躍中の商品を取り入れられる。加えてハードウェアのみを買い切り、ソフトウェアとメンテナンスサービスを月額で受ける形も可能だという。
同担当者へ同サービスでの目玉商品を確認すると、AIが商品の出荷頻度に応じてリアルタイムで計算し、 良く出るアイテムを手前の取りやすい位置に移動させるGreyOrange(インド)の棚型流動型ロボット「Ranger GTP」と、ピッキングを補助しスタッフの走行距離を減少させると共にオペレーション難易度を減少させた、レイアウト変更無しで導入可能なSyrius Robotics(中国)の自律走行型ロボット「FlexComet」の名前があがった。
同担当者は、「京浜事業所で稼働中の物流ロボットは、毎週開催しているオンライン視察会で確認いただくことが可能。リアルタイムで活躍する物流ロボットをご覧いただき、会社の将来に備えていただければ」としている。
◎関連リンク→ Roboware(ロボウェア)
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