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物流ニュース
トランス・グリップ 感謝の気持ち伝える「ありがとうポスト」
2020年12月24日
大手菓子・食品総合商社「髙山」の物流子会社として、関東・東北・信越・東海・近畿・中国エリアを中心に、食品輸送サービスを展開するトランス・グリップ(竹上清文社長、埼玉県狭山市)は「グッドアクション」の、全社浸透に取り組んでいる。
これは〝譲ってあげる行為〟を評価するもので、道を譲るなどの優しい行為をした社員(ドライバー)はドライブレコーダーに記録し、運行管理者に申告する制度。このグッドアクション、あたたかい行動を実行し積み重ねていく取り組みである。
交通安全も、単に交通弱者を守るということだけではなく、緑ナンバーの誇りとしての行為」と説明する竹上社長。始めたのは3年前で、コンビニを担当する部長が年間の方針の中に、このグッドアクションを入れて始めた。「この効果が出て、意識も高まってきているので、配送部門にも広げようと考えている。今はまだ浸透段階だが、元々少ない事故件数ながら、さらに事故件数は減ってきている。ゆとりを持った運転につながっているのではないか」と話す。
あわせて実施しているのが、前向きな思いと、社内が温かい言葉で満たされるようにという思いを込めて各営業所に設置した「ありがとうポスト」。例えば「作業を手伝ってくれてありがとう」というような感謝の思いを文字にしてポストに入れてもらい、毎月の社内報に掲載する。
「労働集約型は〝人柄〟によると思うので、小さなことでも感謝の気持ちを伝える行為の積み重ねで、事故もなくなり、ストレス解消にもなって良い仕事につながる土台になる。各事業所の改善や安全への取り組み、新入社員を紹介する社内報を毎月発行している。それと一緒に『ありがとうポスト』に届いた、ちょっとした『ありがとう』のメッセージをすべて載せている。掲載名は匿名もあるが、社内報と一緒に給料明細書の封筒に入れて渡しているので、自分の名前が出ているとご家族にも喜んでもらえ、会社の様子も分かってもらえる。ありがとうポストのメッセージは事業所単位で件数をカウントし、1月に表彰する」という。
◎関連リンク→ 株式会社トランス・グリップ
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