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物流ニュース
東京建物 「T―LOGI久喜」皮切りに物流施設開発事業に参入
2020年12月4日
東京建物(東京都中央区)は、埼玉県久喜市のマルチテナント型物流施設「T―LOGI(ティーロジ)久喜」を皮切りに、物流施設開発事業に本格参入。6月末には同施設が竣工し、すでに稼働を開始している。商業事業第二部で課長代理を務める水谷壮志氏は、「リーシングにも注力しており、テナント募集も順調」と語る。
オフィスビルや分譲住宅を得意としている同社だが、「それらのジャンルでは、郊外の土地を活用しきれていなかった」と切り出す同氏。「物流施設は車通勤される方も多く、住宅地には向かない郊外の空地情報を活用できる」と物流施設事業参入への経緯を語る。
同施設は、久喜菖蒲工業団地内に位置。東北自動車道「久喜IC」から約2km、首都圏中央自動車道「白岡菖蒲IC」から約3.4kmとアクセスも良好。「埼玉県下はもちろん、首都圏広域から東北エリアもカバーできる物流適地」としている。
「物流施設で労働力の確保は非常に重要」と強調。「当施設は、通勤圏に住宅地が広がっており、雇用面でも優位性が高い」と話す。また、「従業員の皆さんの憩いの場となるラウンジを設置し、働きやすさの向上をお手伝いしている」。
同氏は、「倉庫作業にあたる従業員は、勤務シフトや休憩時間が予め決まっている。また、物流施設は敷地が広く、目の前にコンビニがあっても、休憩時間中に時間をかけて往復するのは敬遠される」とし、「そのため、施設内に惣菜パンなどのフードを含めた多様な自動販売機や無料Wi―Fi・電源付の休憩スペースを設けた結果、従業員からも一定のご評価をいただけている」と目を細める。
「物流施設の機能面での差別化は難しい」としながらも、「基本的な仕様はもちろん、『空調設備を増設したい』といったテナント個別の具体的要望も、できるかぎり相談に応じていきたい」と意気込む。
同社では「T―LOGI横浜青葉(仮称)」や「同習志野」「同綾瀬」「同武蔵引田」の着工に向け準備を推進。「2万坪レベルの大型物件だけでなく、2000坪前後の中規模物件にも注目している。マルチテナント型でありながら、テナントと対話し、進化し続ける物流施設を提供したい」と語る。
◎関連リンク→ 東京建物株式会社
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もはやファミレスやん(笑)。彼女の誕生日に連れて行けるレベル。てゆうか作業着で入っていいんかな・・・
食事は重要
倉庫って・・・最近すごいんだな。